ホワイトニングの清水歯科医院ブログ

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ドイツの歯科医師来院

 

   先週、ドイツの歯科医師お二人が当院を訪れました。
   当院の患者さんからのご依頼で決まったことですが、日本に留学されていたドイツ人の娘さんのお母様が歯医者さんで、その方と、大学の同級生だったという男性の歯科医師の方が、日本を観光旅行で訪れる際に日本の歯科医院を見てみたいとご要望されたため、当院で良ければということで実現しました。日本の歯科医院の機材などを見たかったようです。
   当院が日本の歯科医院として一般的かどうかはわかりませんが、私も臨床に携わっている中で、あれば便利そうなものは経済的に許す範囲で徐々に揃えてきましたので、これらと比較してドイツではどんな機械や材料を使用して治療しているのか興味がありました。

   通訳を娘さんにお願いして、ドイツの保険制度などについても伺いましたが、私の解釈では、保険からまかなえる医療費は決まっていて、ある材料で治療するといくらいくら掛かる場合、保険でいくらかが補填され、それ以上は個人の負担になるというふうに受け取ったのですが、あとからネットで調べると、公的な健康保険制度と個人的に入る保険制度があるため、個人的に入っている保険のことなのかよくわかりませんでした。医療費削減対策として保険制度の見直しがあったようです。
   ドイツでは18歳までは年1回の予防的処置(歯石除去やPMTCなど)が無料で受けられ、子どもの歯科矯正には保険が使えるとのことで、日本よりも予防に力を入れている国策がうかがえました。

 一通り院内を見ていただいた後、お二人の医院のHPを院のパソコンで見せてもらいました。お二人のお名前で検索するとみることができます。
Dr. Ingo Thederahn
Dr. Gerburg Weiss

  
 背の高い先生がDr.Ingo(インゴと呼ばれていました)。身長は伺いませんでしたが、190㎝は超えていそう。私は154㎝です。
 Weiss先生の名字(ドイツ語書きでWeiβ)は英語のWhite(白い)だそうで、歯医者にもってこいの名前です。

           
 2年前に導入した小型滅菌器がドイツ製だったことがわかりました。この滅菌器導入により患者さん毎に使用した歯を削るためのタービン・コントラ類の滅菌が短時間でできるようになり、スタッフの帰宅時間も早くなりました。優れものです。


 これは寒天を温めてトロトロに保つ器械。当院での型採りはほとんど寒天とアルジネート(これも海藻の成分主体で、ピンク色の、くずもちみたいなもので、口の中で保持されると固まるもの)の連合印象というものです。ドイツではシリコーン印象が主体のようでしたが、Ingo先生は聞きなれない材料名をおっしゃっていました。何でしょう?


 これは真空状態で石膏を練る機械です。手練りより気泡が入らなくて均一に練れるため導入しましたが、日本製でMORITAの製品です。ドイツの歯科で有名な日本のメーカーはMORITAだそうで、当院に出入りしている歯科材料屋の担当者によると、MORITAの根管長測定器の世界シェアが大きいからゃないかということでした。当院の根管長測定器も新しくはありませんがMORITA製で、お二人もそれを見て反応されました。

  
 今年に入りデジタルレントゲンをバージョンアップして歯科用CTも撮れるようにしました。
 Dr.Ingoはこれを見て「欲しい」とおっしゃっていました。DR.IngoのHPにはマイクロスコープを使っての治療の画像が載っていましたが、私はルーペで治療するのにとどまっているため、次に私が導入したいものはマイクロスコープだと伝えました。

 
 ドイツの歯科事情に絡んだ話で、日本でも歯科大学の学生のうちの女子の割合が5割くらいに増えたと聞いたことがありますが、ドイツでは8割が女子だそうです。40年以上前私が学部を選ぶ際にも歯科は夜中に呼び出されることがないから女子にはいいよと言われましたが、ドイツではどういう理由からでしょうか?
 それにしてもお国柄でしょうか?お二人のHPの診療時間をみるとうらやましくなります。私の所の3分の2以下じゃないでしょうか?日本も歯科医院が多い現実からすればこうなってもいいはずなのに・・・。日本でも今働き方改革が起きつつあるので、そのうち歯科も診療時間が短くなっていくのかな。年齢とともに体力の衰えを感じている私としては現実問題として考えねばと思っています。

 一向(ドクターお二人と娘さんと当院患者さん)は、当院視察の前にはカラオケに行ってきたということでしたが、視察の後は回転寿司に行く予定だとのことでした。日本を楽しんでいかれることを願います。
 

 


shimizu-shika.info | 2017.06.24

認知症に対する認識

  以前私は、何よりアルツハイマー型認知症になってしまうのが恐ろしいという内容のブログを書きましたが、昨年11月23日にNHKで放送された「認知症の私からあなたへ」という番組を観て、認知症に対する認識や認知症になってしまうことへの恐怖感が大きく変わりました。

 番組の中で、アルツハイマー型認知症と公表している佐藤さんは「認知症は不便ではあるが不幸ではない」と言っておられました。アルツハイマー型認知症という診断を受け止め、衰えてゆく記憶力を補うべくケイタイやタブレットを駆使してぎりぎりまで自立した生活を送ろうと努力し、なおかつその生活を楽しんでいる姿に、認知症も一生つきあっていく病気の一つなんだという印象を受けました。

 他の番組でも、認知症を公表している40代から60代くらいの方が10人以上出演して、それぞれの体験や現在の生活を語っていましたが、共通して言えることは、認知症であることを隠さない、自分ができることと不得手なことを他人にもわかってもらい、社会や家族の一員として何らかの役に立つことに喜びを見出している、ということです。

 欧米など世界各国においても認知症対策として進行を遅らせる薬や食品の研究が進んでおり、脳を使いながら運動することが良いなどといった実証もされています。

 もちろん予防できるならその方法を実践すれば良いに決まっていますので、予防については認知症に関する資料を検索していただけば、認知症発症の原因となる項目が多数挙げられているので、そういった事柄に注意した生活を心掛けるようにしたら良いでしょう。

 認知症発症の危険度を増す歯科に関する項目としては、以前も触れたかもしれませんが、奥歯で噛む機能が失われることです。奥歯を失わないようにようにすることは勿論のこと、たとえ失ってしまっても義歯やブリッジやインプラントなどで噛む機能を復活させることが重要です。
 また遠回しに関連することとして、歯周病による全身疾患への影響も挙げられます。歯周病は糖尿病や脳梗塞などのリスクを高めるため、ひいては認知症発症のリスクも高めてしまいます。

 筋肉量が少ないと認知症になりやすいとも聞きましたので運動は予防につながります。つまり生活習慣病予防は認知症予防にもつながっていると言えます。

 それでもストレス等で認知症を発症してしまったら、悲観せずに、今回観た番組を参考に、まずは進行予防策を実践しようと思います。
 きっと今までの駆け足のような人生ががらりと変わり、生きている喜びを実感できる生活に変わるかもしれません。できないことが増える恐怖は拭い去れないかもしれないけれど、忘れてしまうであろうその瞬間瞬間を大事に生きようとするかもしれません。この世界のありとあらゆる生命や自然現象をいとおしく感じて毎日を過ごしていく、そんな余裕が残っていたら、認知症と付き合いながら余生を送るのも悲観すべきことではないと思いはじめました。
 


shimizu-shika.info | 2016.01.06

歯学部の同窓会

5月23、24日と連休にさせていただき、仙台に行ってきました。
5月24日に東北大学歯学部創立50周年記念の式典があり、前日の土曜日には各学年ごとの同窓会が予定されて、私の学年(12回生)も同窓会が久しぶりにあったので出かけました。

卒業後32年経つことになります。
72名卒業、数年前病気で亡くなった同級生が一人。(少ないほうだと思います。)
歳は取りつつも、こうして集まれる幸せを感じました。

年齢60歳前後というと一般企業では定年が近い歳でしょうか。
実際には医師や歯科医師はサラリーマンより年齢的に少し高齢まで働くようですが、歯科医として開業後30年近くも経つと、仕事に対する意欲は人それぞれという印象を受けました。
「昔からの患者さんも大勢いて機材も診療に困らない程度には揃っている。一通りの保険治療ができれば、歯科衛生士がメンテナンスを保険(あるいは自由診療)でやってくれる。それで十分経営が成り立つ。」
同級生たちが開業した30年から25年くらい前は現在より歯科にとっていわゆるいい時代でしたから、借金も早く返し終わり、後継ぎも歯科大を卒業させ、そろそろ後は子供に譲ろう、とか、あるいは後継ぎは居ないけど自分の老後は経済的に心配はないから、体力があるうちにどうやって医院を閉めようか、とか自分の判断で今後を見据える時期に来ていると言えます。まさに守りに入った歯科医となっています。

一方、今まさに歯科医業が面白くてたまらないという同級生もいました。
「熟練の技を持って患者さんに自由診療の提案をして実行し感謝されている。」
「多くのドクターを雇って大規模に医院経営をする傍ら、診療を快適にかつ患者さんにとってメリットの多い治療となるためのツールを開発している。」

この差はなんでしょう?考え方?生き方?

私は開業11年目。開業が遅かった分、開業後聴きたい知りたい講演会・講習会に可能な限り参加し臨床に役立ててきました。
まだまだスキルを上げなくてはいけないと考えています。
今一番導入したいと考えているのは再生医療です。とくに歯周病で骨が溶けてしまった歯根の周りに骨を再生させる手術を確実に成功させる技術があれば、自由診療になるでしょうが自信を持って患者さんにお奨めできると思います。
6月27・28日に開催される日本額咬合学会の学術大会でも再生医療中心に講演を聴いてこようと思っています。

50周年記念式典でも母校の素晴らしさを感じました。

1回生、2回生、3回生の先生方の中にはその道の権威として講師を務められる先生も多く、中でも私が最も尊敬するのは2回生の下地勲先生です。インプラントもされるけれど患者さん自身の歯の移植を積極的にされていて、いわば、今生えている歯を無駄なく活用して噛めるようにする、ということを実践されています。(実は昨年の12月7日にキャンセル待ちでようやく下地先生の講演会に参加することができました。私自身もできそうな症例では移植をしていますが、そのコツをうかがうことができて良かったです。)

東北大学はご存じのように総合大学で、医学部、歯学部だけでなく、工学部や理学部・農学部・薬学部など、理系学部だけでも多岐にわたっているため、研究分野でも連携がとりやすく、新技術や新製品の開発が盛んだとわかりました。
祝賀会で同じテーブルに静岡市出身(城内中→清水東高→東北大歯学部)の鎌倉さんという教授がいらして、私にご自分の研究のお話をしてくださいました。まさに再生医療にかかせない、骨になる新素材の開発だそうです。3年後くらいを目途に臨床に応用されるまでになるというので大いに期待が持てます。

長くなりましたが、同窓会は参加すべきです。
いい刺激を受けて、自分の人生もいきいきできます。つながりも大事だと思います。

 


shimizu-shika.info | 2015.06.10

アルツハイマー病の恐怖から少し解放された!

 先日NHKを観ていたら、「アルツハイマー病をくい止める」とかいうタイトルの番組がはじまったので、メモとってまで見入ってしまいました。
なぜなら私にとってアルツハイマー病こそが一番の恐怖だからです。

健康のことはそこそこ気を付けているつもりです。食事や運動・睡眠しかり。多分癌の家系ではなさそうです。どちらかといえばポジティブ思考なのでストレスにも強いほうだと思います。
ですから私にとって、自分が知らない間に自覚無く進行してしまうアルツハイマー型認知症は、現状では何の対策もできない恐怖の病気なのです。
 

今回のNHKの番組は、アルツハイマー病の発症の過程の判明している部分をわかりやすく説明していたところがまず良かったです。アメリカのDIAN(ダイアン)研究チームが遺伝性のアルツハイマー病の家族を調べて発症の過程をつきとめたということでした。

認知症になりそうかどうかは脳を調べれば40代、50代でわかると最近言われていますが、それは、アルツハイマー型認知症では発症の25年も前から原因物質の一つであるアミロイドβ(ベータ)という蛋白質が脳内に蓄積されてくるからだそうです。
アミロイドβは神経細胞の老廃物で、神経細胞のシナプス(1つの神経細胞から他の神経細胞への連絡通路のようなもの)を傷つける作用を持つそうです。

そして発症の15年くらい前にはタウという物質が神経細胞の中に溜まってきます。タウはアミロイドβがシナプスを傷つけた後に集まって来る物質です。
タウが最初に溜まる所は記憶の中枢である海馬だそうです。

そして海馬の委縮が起こり始め、記憶力が低下して症状が現れてくるということです。


ここからはアルツハイマー型認知症にならないための対策です。
 

イギリスではタウをたたくというLMTXという薬が開発され臨床試験をしています。

日本の医療機関(何県の何という病院?施設?だったか書きとめませんでした)では海馬を委縮させない方法を見つけて認知症の発症をくい止めることに成功しました。その方法とは、運動をしながら計算や言葉の記憶をおこなうという方法です。
運動で筋肉が刺激されるとBDBFという成長ホルモンが増えるのですが、神経細胞を使いながら運動をおこなうと、BDBFによってシナプスが活性化するため海馬の委縮が起こらないのだそうです。

そのほかアミロイドβを減少させるガンテネルマブという薬も開発されています。ただしガンテネルマブはアルツハイマー病の発症よりも前に服用することが条件で、なぜなら、アミロイドβはアルツハイマー病発症後は減ってくることがわかっており、病気の進行には関与していないらしいのです。

以前ほかの番組で認知症になりやすい人として、内臓脂肪が多い人、運動不足の人、筋肉量が少ない人、炭水化物ばかり食べる人を挙げていたことがありますが、これらの生活習慣はアミロイドβの増加に関わっているのではないでしょうか。アミロイドβを調べると、認知症以外にも多くの病気の原因物質に挙げられています。

今回の番組ではさらに、良質の睡眠がアミロイドβを減少させると言っていました。
 

以上のようにアルツハイマー病の具体的な予防策がわかると、やはり生活習慣に気を付けることが重要だと改めて思い知らされます。
私は現在休診日の水曜に1時間程度の体操教室に通っていますが、そこで先生が提案してくださる運動がまさに海馬を委縮させないために効果的だと思いました。音楽に合わせて毎回違う動きの運動をするのです。頭を使い汗もかきます。もうこれはやめられません。
睡眠に関しても私はたぶん問題なし。
課題はもう少し有酸素運動の機会を増やすことと食事でしょうか。何しろ夕飯が遅くなってしまうのが不健康。

この番組のおかげで、不安がかなり解消されました。
そして不安を抱かないためにも自分を律する努力の大切さを痛感しました。


 


 


shimizu-shika.info | 2014.01.27

ドライマウスと味覚異常に昆布茶が効く

少し前になりますが、NHKあさイチで味覚異常を取り上げていました。

昔から舌で感じる味覚には、甘味・酸味・塩味・苦味があると言われていますが、
最近はもう一つ、旨味を感じる受容体(味蕾・・・ミライ)があることが分かって、
旨味を感じなくなると何を食べてもおいしくないということになってしまうのだそうです。
(ちなみに辛味は味蕾でなく痛点で感じるんだそうです。)

番組を観ていたら画面に私の母校の東北大学歯学部の病院が映って、
さらに私が学生だった時に口腔診断科の助手だったと思う笹野先生が、
当時の面影を残したまま箔がついて、教授として登場してきました。
なんでも現在臨床で味覚異常の検査診断をしているのが東北大学病院しかないらしく、
その治療法は薬物療法もありますが、東北大学病院では昆布茶も利用しているということでした。
(同窓会報には載っていなかったと思うけど。)

昆布茶を商品の説明のとおり普通に煎れるとかなりしょっぱいですが、
味覚異常の治療法としては、粉を3分の1くらいの量にしてうすめに煎れます。
それを1日に3回くらい飲むといいといっていたと思います。

また昆布茶を飲むと唾液が増えてドライマウス(口腔乾燥症)も改善されるというのです。
そもそもドライマウスになると舌がヒリヒリしたりして味が分かりにくくなるので、
ドライマウスの改善こそが、味覚異常の改善になるのです。

最近ドライマウスを訴える患者さんが増えました。
一番の原因は大量の薬の服用による副作用だと思います。
また私自身も疲れやストレスで舌がヒリヒリする状態(舌痛症)になります。

昆布茶を試してみましょう。


shimizu-shika.info | 2013.03.29

親知らずからiPS細胞

 今朝見ていた情報番組で、口腔外科などで抜いた親知らずの歯髄(歯の神経といわれるもの)からiPS細胞を作り出す研究を、どこかの大学病院でやっていると報道していた。(岐阜大学?)
 
 抜いて冷凍保存しておいた親知らずから歯髄を取り出して、その細胞をばらばらにするらしいのだが、歯髄は硬い歯の中にあるため細胞が良好な状態で保たれており、骨や神経になiPS細胞にしやすいのではないかという。

 痛みの原因となっていた抜くべき親知らずが、こういう形でお役に立つとは、痛い思いをした患者さんも、医学に貢献できて救われるといったところだろうか?


shimizu-shika.info | 2013.01.08

知らなかった、歯ぎしりの効能

 

11月14日放送の「ためしてガッテン」、ご覧になった方も多いと思いますが、歯ぎしりをすると判っている人には、このままでいいのか、対策を講じるべきかの判断基準の指針がわかる内容になっていました。
自分もブラキサー(歯ぎしりする人)である私にも、なるほどと思える内容でした。

番組では歯ぎしりを3タイプに分けていて、『口破壊型』、『全身破壊型』、『良い歯ぎしり』があるとしていました。

歯ぎしりの様態としては、「カエルの鳴き声様・・・ギリギリ」、「拍子木様・・・カチン」、「獅子舞様・・・カチカチカチカチ」と、音の出ない「くいしばり」、があり、どの様態でも問題とすべきは上下の歯にかかる力の大きさだということです。

つまり、覚醒時に思いっきり噛んだ時に出る力の半分くらい力で噛んでいる歯ぎしりは『良い歯ぎしり』で、それより大きな力(数倍)が無意識下で出てしまう歯ぎしりが『口破壊型』だったり『全身破壊型』だったりするということです。

『口破壊型』では、軽い症状としては知覚過敏が起こりやすく、ひどいものでは歯が欠ける、虫歯になる、歯周病が進行する、さらには歯が真っ二つに割れるなどの症状が起こります。
『全身破壊型』になると、肩凝り、腰痛、ひざ痛、疲れがなかなか取れない、朝起きた時に顎が痛いなどの症状が現れます。

口破壊・全身破壊をやっている人の見分け方は、私たち歯科従事者も臨床で観察している、『骨隆起』(下顎の小臼歯部の歯槽骨の内側によくできる骨の出っ張りや、口腔の天井にあたる上顎の真ん中付近にできる硬い盛りあがり)や、『くさび状欠損』という、歯のエナメル質と歯根の境目にできるえぐれがあることで判ります。

口の中にこのような徴候があり、朝起きた時に歯を噛みしめていたような感覚がある人は要注意です。
以前からたびたびお伝えしていた「くいしばり・噛みしめ」の弊害が、寝ている間の歯ぎしりでも現れるのです。

『良い歯ぎしり』では、歯ぎしり後にゴクンと唾を嚥下するため、唾液の中和作用により、逆流性食道炎(胃酸が食道に逆流する)を防ぎ、さらには、歯ぎしりという行為そのものがストレスの解放になることや、その結果なのか、血圧や血糖値を下げるように作用します。

以前聴いた講演で、「歯ぎしりを起こす引き金になっているのは胃酸らしい」と聞いたことがありますが、人間の体にはすばらしい自己防衛・免疫機能があり、歯ぎしりもその一つなんだと納得しました。

番組でも全ての人が歯ぎしりをしていると言っていましたから、歯ぎしりは本来人間に備わった自然な生理現象なのでしょう。
ただ、歯ぎしりの質で、薬にも害にもなるということなのでしょう。

番組では『良い歯ぎしり』に変えていくための方法として、マウスピースや噛みあわせ治療、矯正などを挙げていました。

歯科医の講演会では、まず初めに暗示療法を試みると言われます。これは、「明日は遅刻できないぞ」と思って寝ると、朝目覚ましが鳴る前に起きてしまう、といったような無意識下の意識みたいなことを期待するもので、まどろんでいる時に「噛みしめないぞ」と思うようにして眠りにつくというものですが、ブラキサーである私も試してはみましたが、はっきり言って確実な効果は期待できませんでした。というより、毎晩念じ続けることができませんでした。

 私の場合は通常はギリギリとうるさいタイプの歯ぎしりですが、たまに右側の歯を強く噛んでいたと朝起きた時感じることがあります。これはまさしく噛みしめです。
口を開いても骨隆起らしいものが見当たらないと安心していましたが、番組で審査していた方法を試して、人差し指で右下の小臼歯の内側の下の方を触ってみると、左下にはないかすかな膨らみが触れました。
以前から気付いていましたが、右の上下の小臼歯には他の歯より深いくさび状欠損があります。
もう30年以上も前に右上の小臼歯を病んだことがあり、それ以来何かにつけて違和感を感じる存在の歯なので噛みしめてしまうのでしょうか?噛みあわせの治療は済んでいると思うのですが・・・。

患者さんには時々作ってさしあげるマウスピースですが、自分でははめて寝る気がせず、私の歯ぎしりはストレス発散のために必須なのだ、なんて、開き直っていましたが、今回の発見で、右の肩凝り・首凝りの一因だったかもしれないと分かり、何とか良い歯ぎしりの方向にもっていきたいと思います。
もう一度暗示療法からやってみますか。

それにしても、しなくて済むならしない方がいいだろうくらいにしか考えていなかった歯ぎしりに様々な効能があるなんて、目から鱗のうれしさと、自分の不勉強さを感じた放送でした。ためしてガッテン、恐るべし!


shimizu-shika.info | 2012.11.21

ワインのこと

先週の土曜日、友人が、「セノバのヴィノスやまざきでワインの試飲をやっているから行く」と言って、仕事終わったら寄らないかと誘われたので行ってみた。
1,000円で、手頃な値段から1本1万円近いものまで5種類のワインが、通常のグラスワインの四分の一くらいの量注がれて、その人のペースで1種類ずつ運ばれてくる。別料金でチーズの盛り合わせなどのおつまみもたのめる。

私は土曜日の夜7時40分からのホークワンのヨガに行くので、運動前ということで、1,000円のコースでなく、1杯いくら(200円から400円)の試飲を1杯だけたのんでおつまみとともに味わった。

1,000円のコースで楽しんでいた友人が、「一口飲んでみなよ」と高いワインも味わせてくれたが、確かに味の差がある。口に含んだ時のとげとげしさが無いような・・・。
お酒を飲むとすぐ赤くなり普段飲み慣れない私には、これがいくら位のどこ産のワインなんて絶対わからない。でもポリフェノール豊富なワインは料理を楽しんむ時や友人たちと会食する時には選択するお酒の候補でもある。

今朝出掛けに観ていた『あさイチ』でワインのことを取り上げていた。
赤ワインの瓶の形がいかり肩なのは渋みの強い(ボルドー産のような)ワインというのは知っていたが、飲む時のグラスの形でも渋みの感じ方が違うとは!
深めの、チューリップ型のようなふっくらしたグラスで飲むと、ワインがグラスの口から水平方向に飛び出し、舌の上にさぁーっと流れるため、口の中の渋みを感じる部分に触れることが少なくなるという。
家で飲む時ワイングラスで飲まないことも多かったが、これでは折角のおいしいワインも全然別物に感じてしまうかもしれない。グラスが洗い難いなんて、主婦感覚で判断してはいけない。

それから最近よくみるスクリュー栓のワイン。あれは安いものではなくて、ワインの味を長期に変えないためには有効なんだとか!コルクににおいがある場合には長期保存でワインににおいが移ってしまうこともあるという。

もうすぐボジョレーヌーボー解禁だ。この知識を活かしてワインを楽しみたい。


shimizu-shika.info | 2012.11.13

歯の保険

歯科治療費を一定額まで保証する保険が販売されたそうです。
気になる方は以下を参照してください。

http://news.mynavi.jp/news/2012/09/26/061/

全身の健康のために保険に入っている人は多いと思いますが、歯やインプラント、入れ歯など、歯科領域の健康も全身の健康につながるので、こういう保険があっても不思議ではないように思われます。

メディアでも、歯がしっかりしていて(たとえ入れ歯でも。)口からしっかり食事が摂れる人はQOLが高く長寿であると、最近よく報道されるようになりました。

長寿国なのに社会保障に不安を感じざるを得ない昨今、健康で生きがいのある人生をおくるために歯科領域の重要性がますます認識されることは歯科医としてうれしいことですが、欧米に比べまだまだその認識度が低いことは、歯科に携わる人間としてもっともっと啓蒙活動しなければいけないと感じます。


shimizu-shika.info | 2012.09.28

昨日のあさイチ 後半

昨日、ブログをUPしてから家に帰り、夜遅くなって、撮っておいた「あさイチ」の続きを観ました。
まずは訂正。
細胞シートの肌への利用は行われていないようです。細胞注入はおこなわれているのではないかとのことでした。
そして細胞シートの臨床応用は現在のところ臨床実験の段階だということです。

細胞シートのその他の応用として、変形性膝関節炎・糖尿病・肝硬変などに実験として応用されているとのことで、良い結果があらわれているようでした。

ただし、その実験に際しても、応用できる患者さんは限られていて、従来の治療法を優先する症例も当然あり、細胞シートによる再生療法がその患者さんにとって最良の治療法とは限らないとのことでした。
それでも現在病気があってその治療中の方にとっては選択肢が増えるわけで、番組では主治医の先生に相談してみることも言及していました。

9月16日に両国でLSTR療法学会がありました。3Mix‐MP法を取り入れている私は情報収集のために参加しています。窓からスカイツリーが見えました。

17日にスカイツリーに行きました。展望デッキには上りませんでしたが。大変な混雑でした。


shimizu-shika.info | 2012.09.25

役立つ情報源「あさイチ」

NHKで平日朝8時15分から生放送している「あさイチ」をご覧になっていますか?
私は朝の支度をしながら途中まで観ていますが、役立つ情報がゲットできるので好きです。
最後まで観たい時には録画をSETして家を出ます。

今日も興味を惹かれる内容で、再生治療についてでした。途中まで観て、後は録画をSETして来ました。

再生医療というと京大の山中教授が開発したips細胞が有名で、これはあらゆる臓器になりうる細胞だそうですが、現在どの程度までヒトで臨床応用されているか私は全く知りません。

今日のあさイチの内容では、自分の組織から採った細胞から培養した『細胞シート』という膜を、移植しなければ治らないような自分の臓器の上に貼り付けて、その細胞がその臓器の細胞になっていくのを待つというものでした。

番組では拡張型心筋症の患者さんのもも(?だった?)の筋肉を少量採取して培養し、できた細胞シートを心筋の表面に貼って、それが健康な心筋に変わるのを期待する治療を放送しましたが、患者さんは心臓の状態が良くなったらしく、だんだん元気になっていました。
そのほか角膜移植の代わりに細胞シートを利用していました。
皮膚に使えば美容にもいい結果が得られるでしょう。

歯科分野でも実際に利用(これらの手術は現在治験段階だそうです)されていて、歯周病の人に応用され、歯周病で歯根膜が破壊された結果失われた歯槽骨が、まったく元通りというわけではありませんが再生されていました。
ただし、歯科に応用するには歯根膜の細胞を採取しなければならず、そのため「役に立っていない親不知が残っている」とか「大きな虫歯で保存不可能な歯根がある」といった人なら、その歯を抜いて歯根膜の細胞を採取し培養することができるのですが、そういった歯のない人では自分の細胞シートは作れません。
ただし、自分の細胞シートでなくても、ブタなどの歯になる元から作られたジェルや膜を使って行われる、歯周病の再生治療はもう既に臨床で行われていますし、一部の膜を使う再生治療は保険適用になっています。

これから再生治療はどんどん進化して人体への応用ももっと簡単で確実なものになっていくでしょう。
でも番組へ寄せられたコメントにもありましたが、いたずらに寿命を延ばすことになったらと考えると、その辺の倫理観ははっきりさせておくべきだと思います。

先週はあさイチで金属アレルギーを扱っていましたが、こちらもためになりました。
また改めてまとめてみたいと思います。


shimizu-shika.info | 2012.09.24

やはりおそろしかった、噛みしめの弊害

昨晩のNHKためしてガッテンをご覧になりましたか?
肩凝り・首の痛み・頭痛・耳鳴り・視力低下・顎の痛み、等々だけでなく、ゲップや胸焼け・おならまでもが、なんと歯科領域で問題視されている「噛みしめ」が原因で起こっていることが多いというのです。

日々の診療でも、「噛みしめや食いしばりはよくありませんよ。まず、ご自分がやっていないか、気付くことから始めましょう。」と患者さんにお話していますが、どちらかというと歯や顎関節への弊害の見地から説明していました。

でも噛みしめることは筋肉の収縮を生じるので、確かに凝りや痛み、または血行障害による弊害が起きうるのは想像に難くありません。

ためしてガッテンでは、ゲップやおならなどの腹部に空気がたまるのも、噛みしめが原因で起こるといっていました。なぜかというと、噛みしめていると唾がたまってそれを頻繁に飲み込むため、一緒に空気も飲み込んでしまうからだというのです。

噛みしめ(ためしてガッテンでは単に上下の歯を触れているだけでも好ましくないと言っていました)をやっている人の特徴は、舌の淵に歯型がついていることや、口腔内の頬粘膜に歯型のための白い線が横に走っていることです。

そしてこの噛みしめという癖の直し方は、日中たびたび自覚して歯を離すようにすることです。ためしてガッテンでは家の中やオフィスに「歯をはなす」と書いたメモをぺたぺた貼って、それを見たらふぅーっと息を吐くと言っていました。私が以前受けた講習では、たとえば〇〇色のものを見たら思い起こして歯をはなすと言っていました。

よく噛んで食べることはいいけれど、噛みしめ続けることはダメ。
ストレス感じると無意識に噛みしめちゃうんですよね。
だから肩凝ってたのか!


shimizu-shika.info | 2012.07.26

沙羅双樹の木、その後

前回お伝えした、沙羅双樹の木であろう、鷹匠にある木のことですが、
残念なことに、静岡に被害をもたらした台風4号が過ぎ去った後、
気付いたら切られていました。

台風の時に木が倒れたかどうかは定かではありませんが、
ただでさえ一晩で散ってしまい地面に散乱するする花が、
台風の風雨で、半端ない数落ちて、お掃除はさぞ大変だったと思います。

でも、花をつけた木が風に揺れる様が気高さを感じさせて、
いにしえの貴族たちもこの木を歌に詠んだのかなぁと、
ちょっと思いを馳せたのに、無くなってさみしい気持ちです。

さあ、さっきから外で花火が鳴っています。
今日は夏の先陣を切って、きよみずさんの法要があります。
帰り道に花火を眺めながら、私ももう帰ります。


shimizu-shika.info | 2012.07.09

沙羅双樹の花

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
奢れる者も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
猛き者もついには滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ
遠く異朝を訪えば・・・・・・

ご存じ平家物語の冒頭です。
高校時代、古典で暗記させられ、一人ずつ国語の研究室に呼ばれてテストされました。

患者さんに「沙羅双樹じゃないかと思われる木がある」と教えられ、
つぼみができた頃から朝自転車で通る度に気にしていましたが、
ついに咲き始めました。

鷹匠2丁目の、大成中学・高校の正門の向い側の、角の美容室の所です。
美容室のマスターに訊いたら、大家さんが「夏つばき」だと言っていたとのことです。

夏椿といわれるものが、どうやら日本では沙羅双樹といわれるもののようです。
本物の沙羅双樹はインド原産で、日本では生育がほとんどできないからだそうです。
ということは、平家物語でうたわれた沙羅双樹は、この木ではないでしょうか?

沙羅双樹、ついに知りました。花も、淡く白い花びらが風に揺れて何ともはかなげです。
事実、花は1日で落ちてしまうそうです。(朝、美容室のマスターが掃除していました。)

名前はよく聞いて知っていても、実物を知らない物ってたくさんありますね。

 


shimizu-shika.info | 2012.06.08

アンチエイジングの味方

アンチエイジングに強い関心をお持ちの方なら、老化の原因が「糖化」だということを、最近報道や書籍でご存じだと思います。

「糖化」というのは、私たちの体を構成している蛋白質が体内の過剰な糖と結びついて変性し、「AGE(糖化最終生成物)」という老化促進物質を作り出してしまうことです。
AGEが増えると蛋白質であるコラーゲンが変性して硬くもろくなるため、動脈硬化や肌のたるみ・くすみ・しわ、骨の弾力低下によるもろさ(折れやすくなること)など、様々な老化現象や病気を引き起こします。

ですから体内に余分な糖が増えないことが糖化を防ぐために必要になりますが、とくに食事によって上がった血糖値がいつまでも下がらず高い状態が続くことが、糖化を招くといわれます。

先日の「たけしの家庭の医学」でも老化を防ぐために普段から心がけたい3点を挙げていました。
1つめは、AGEを多く含む食品の摂取を減らすこと。具体的には、揚げ物(油)肉類(魚肉もしかり)の摂取量を減らし、その調理法も高温にならない工夫(揚げることは高温になります)が必要だそうです。
2つめは食事は野菜から食べるようにすること。食物繊維は血糖値の上昇を抑えるため、初めに食べることが有効となります。
3つめは食後10分間は片付け等身体を動かすことで血糖値を下げるということです。

昨日のNHKあさイチでもAGEのことが取り上げられていて、なんとアーモンドがAGEを減らすのに効果的だと言っていました。研究者の先生(男性)は50歳なのにお肌しっとりもちもちでした。
アーモンドを食後1日に25g(だいたい25粒)食べるといいとのことでした。
量は体重や食生活によって加減していいとのことですが、カロリーの問題やおなかが緩くなる可能性からたくさん食べればよいというものでもないそうです。

割と簡単な方法なので、やってみる価値ありですね。

 


shimizu-shika.info | 2012.05.31

インプラント治療はおそろしい?

20日の日曜日、インプラントと、歯周病治療の新しい内科的治療についての情報を得るために、久々に東京国際フォーラムに出掛けました。

講師の先生は、お一人は病院の口腔外科にお勤めでインプラントの出張オペもおこなう先生で、もうお一人の先生は歯科を開業なさっている先生で自費の内科的(薬を使った)歯周病治療やインプラントも盛んにやっていらっしゃる先生でした。

そのお二人ともが、昨今のメディアのインプラント蔑視的報道に怒っていました。
特に先日のNHKクローズアップ現代の放送については、インプラントの否定的な側面ばかりが強調されていると言っておられました。(私はこの番組を観ませんでした。)
開業医の先生の方は、実際に取材を受けたにも拘らず、インプラントに肯定的な内容だったため、ほとんどがカットされ、顔は犯罪者であるかのようなのぼかしが掛けられていたと憤慨なさっていました。

私自身も数年前からインプラント治療を導入し、自分でも実際にオペをして何人もの患者さんにインプラントを入れましたが、オペは毎回緊張しますし、オペ後に全くトラブルがなかったわけではありません。
けれども治療後のケアを患者さん自身にも気を付けていただき、定期的なご来院で観察させていただけば、患者さんはインプラントの所でご自分の歯と同じように噛むことができてQOL(生活の質)を上げることができるのです。

確かにインプラントは天然の歯とは違います。人工物で一種の異物です。
しかも歯を失った多くの患者さんは歯槽骨(歯が植わっている部分の顎の骨)の高さや幅が減っていて、手術は簡単ではありません。
ですからインプラント治療には危険がつきものです。
けれども、再生医療の発達で歯の再生が臨床の場でおこなわれるようにはなっていない現在、インプラントでQOLを高める選択肢はあってもいいと思います。


shimizu-shika.info | 2012.05.24

震災から1年が過ぎて

3月11日の日曜日は各テレビ局が震災に関する特番を放送していた。
本当に大きな爪痕を残した災害だったとあらためて思い知らされる。

被災者の多くが、震災直後よりも現在の方が精神的に不安定になっているようだ。
復興が期待したようには進まない中、生活の糧の当てさえ見つからない状態では当然だ。

被災地でなくても震災後の景気低迷で少なからず影響を受けている。
おまけに年金を含む社会保障の問題や非正規雇用の問題など、将来の不安材料は山ほどあり、
日本の国民の多くが不安を抱える世の中だ。

そして歯科では歯軋りや食い縛りによる弊害が増える。
人はストレスを感じると無意識のうちに食い縛ったり睡眠中歯軋りすると言われるからだ。

中途半端になっている私のコラムとも通じるが、日中何かの作業中にくいしばっている事実があったら、
すぐに力を抜いて上下の歯を離そう。
重いものを持ち上げる時やスポーツで力を込めなければならない時は声を発しよう。
そしてストレスを感じつつも頑張っている自分をいとおしく誇りに思おう。


shimizu-shika.info | 2012.03.14

睡眠時無呼吸症候群と睡眠の話

6日の日曜日、静岡市泉町のホテルで『いびきと睡眠時無呼吸症候群』と題した、市民公開講座があった。

歯科の立場からも、いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療ができることから、「リビング静岡」に
この講座の案内が載っていたの見た時から聴講したいと思っていて、行ってみた。

司会を務められたのは「さそう内科・呼吸器科クリニック」の佐宗先生で、
佐宗先生に私の父が生前お世話になったということも、この講座に注意が行った理由かもしれない。
2人の先生が講師としてお話された。
まず、{静岡睡眠メディカルクリニック}の院長の松下先生が
『睡眠時無呼吸症候群~当院における診療・治療の進め方~』と題して
無呼吸症候群診断法や治療法についてご説明された。
次に、滋賀医科大学睡眠学講座の特任教授であられる宮崎総一郎先生が、
『大人の無呼吸・子どものいびき』と題して、「望ましい睡眠」についてや、
「子どもの睡眠障害」の問題性などについてお話された。

睡眠時無呼吸症候群の原因は、肥満(35%)、アゴが小さい(35%)、扁桃腺が大きい(20%)、
鼻閉(10%)、アルコールや上向きでの睡眠、など
が主要なものだそうだ。

肥満の人は痩せるだけでも改善することがあり、扁桃肥大では外科的に切除する、
その他、鼻の治療、就寝前の飲酒を避ける、横向きで寝る、などで改善する場合もあるとのこと。

中等症から重症の治療としては、CPAP(シーパップ)治療という、
睡眠時鼻から強制的に空気を流す装置をレンタルで使用する方法があり、
この装置を使うことによってよく眠れるようになり、日中の眠気などの危険は回避されるが、
装置を使わなくなると元通りの状態になってしまうということだった。

アゴが小さいことが原因の人に特に有効なのが、歯科で作るマウスピース様の装置を使う方法だ。
歯科ではいびきの改善のためにも使われる装置だが、医科で睡眠時無呼吸症候群の診断があれば、
保険が適用になる。
睡眠時に強制的に下顎を前方に出すようにして寝ることによって、気道の閉塞を起こしにくくする。
司会を務めた佐宗先生のところでは、60%の患者さんに使用してもらい改善しているらしい。

子どもの睡眠時無呼吸は成長ホルモンの関係や脳の発育のためにも重大なことだという。
ほとんどがアデノイド・口蓋扁桃肥大によるもので、手術で改善するものだそうだ。

そして宮崎先生のお話で面白かったのが、布団に入って8分以内に眠ってしまう人は
睡眠時無呼吸症候群の可能性の人も含めて慢性的な睡眠不足の人で、
15~16分で寝入るひとは正常で、30分以上たっても眠れない人は不眠症だという。
そして夜眠れないと言う人でも昼間眠気が襲ってこないなら不眠症ではないらしい。

先生によれば成人の望ましい睡眠時間は7~8時間で、アスリートでは10時間でもいいらしい。

朝早起きしなければならない日は、前の晩早く寝るのではなく、前の日の朝から早起きをする。
朝の覚醒から14~16時間で眠くなってくるから自然と前の晩に早く寝られるとのこと。

眠りのリズムからすると、寝入って1時間で成長ホルモンの分泌がピークに達するので、
その前に起こされると体の修復が行なわれず老化につながるという。

また睡眠は記憶の固定にも役立っており、記憶向上のためには6時間以上の睡眠が必要だそうだ。
前日に学習したしたことは睡眠をとることで記憶されるため、徹夜は効果的でないらしい。
これは知的学習だけでなく運動にも言えるらしく、先生は朝練より夜練が効果的と言っていた。

また、時間の関係で詳しい説明はなかったが、やはり早起きがいいらしい。
遮蔽カーテンを使っている人は10センチでいいから朝日が入るようにしたほうがいいという。

人生の3分の1は睡眠というが、睡眠は奥が深いなあとつくづく感じた講義だった。
   ・・・・宮崎先生の著書『万病をふせぐ 眠り方』をお読みになるとよいです・・・・・


shimizu-shika.info | 2011.11.09

東日本大震災から半年を経過して

3月11日の大地震から半年も経過したものの、地盤沈下を起こした地域や福島第一原発の周辺等、まだまだ復興の先行きすら見えない地方もあり、政府の対応や国会での議論なども被災者の立場になって進めてもらいたいと思う。直接には被害を受けていない私たちも、先の長い復興に向けて、被災地を思い協力を続けていかなければいけない。

先日テレビで「大震災から半年」の特番を放送していたが、その中で、ある地方紙の記者が、震災後何を記事にすればよいか切ないし判らなかったと語っていた。記者とて被災者で、身内や知り合いが津波で犠牲になっているだろうし、自分の生まれ育ったふるさとは壊滅的に変貌してしまった。それでも仕事していかなくてはいけないし、何より犠牲にならなかった人間は生きていかなければいけない。

仙台で学生時代を過ごした私にとっても今回の地震はショックだった。仲の良かったクラスメイトの安否が分かったのは4日後の月曜だったし、その後分かったことだが地元のクラスメイトの中の2人は自宅兼診療所が津波にやられ、命に別状はなかったものの、診療ができない状態になってしまった。

東海地震が叫ばれて40年。仙台に居た33年前にもあっちに宮城県沖地震が来たし、今回もあっちに行ってしまって向こうが犠牲になったという思いがして、いずれ近い内こっちにも来るであろうけれど東北の人の我慢強い人間性を知っているだけに「神は不公平なんじゃないか」という気がした。

そんなこんなで当初自分もここで歯科診療している場合かと思ったこともあったけれど、義援金以外に何ができるわけでもなく、友人に連絡をとって食料を送った程度だった。連休明けに東京のクラスメイトからの電話で、被災した2人のクラスメイトに役立ててもらうため募金すると連絡が入り、わずかながら早速送金した。阪神淡路を経験した高校時代の同級生から二重ローンのことを聞いていたし、何より、物も失い仕事もできないのは本当につらいと思う。(今もまだこういう状況の人がなんと多いことか!家族を失った場合のつらさはこの比ではないが・・・)
私が実際に仙台を訪れたのは7月末になってからで、海岸付近は立ち入りができなかったけれど、その地区の中でも、洗濯物が干してあった住めるお宅と、窓や玄関の戸が流されてシートで覆ってある住めないお宅の境がある程度明瞭で、これは運というべきなのか、それにしても今後この地区が双方にとって住みにくくなってしまわないようにと願う。

2ヶ月ほど前、「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」という題の本を読んだ。第1版第1刷が今年の1月だったので東北大震災の前に書かれたものだろう。世界の国々から日本は憧れの的だという内容で、日本の伝統・日本人の精神・日本の戦後の成長・ものづくり・アニメなどクリエイティブなところ・・・等々、多岐に亘り日本が世界に誇れることが多く、日本に憧れる外国人も多いと書かれている。(それなのに日本が好きでない若者が多いと筆者は嘆いていた。)
私も日本は大好きだ。日本の精神は災害にもへこたれない、立ち直り更に前に進む強さを持っていると信じている。困難にぶつかった時ほどよりクリエイティブにアイデアを産み出すことができ、さらに発展できると考えている。
震災の影響はあらゆる方面に及んでいるけれど、日本のことを長い目で見てみんなで前に進んで行かなければいけないと思う。


暑さに弱かったハイビスカス。この夏の猛暑で、蕾は付くものの咲く前に落ちてを繰り返していたが、9月半ばにやっと咲くまでに至った。


shimizu-shika.info | 2011.09.21

花粉に備える

今年の花粉の飛散量は相当多いといわれている。
御多分に洩れず私も花粉症である。
ただ、それほどの重症ではなく、ひどい年だけ1回ほど薬をもらいに行く程度。

今シーズンは寒いためか、私の場合まだ症状は出ていない。
飛散量予報をきいて恐ろしくなり、例年よりも予防に努めている。
洗濯物は12月中から外に干していない。
窓もほとんど開けない。(ダニの恐怖はある)
12月から「べにふうき」を飲み始めた。(粉末の苦いものを1日1~2杯程度)
暖かい日の外出はマスクをする。
鼻の穴に塗るジェルも買った。忘れなければ出掛けに塗って出る。

それからもう一つ。密かにこれが効果的かもしれないと感じていることがある。
お茶(普段の煎茶)を例年より多量に飲んでいること。
『ためしてガッテン』でもお茶の効用について伝えていたが、アレルギーにも効果があるようだ。
普段100g500円のお茶を飲んでいるが、この程度の普段使いがいいみたい。
『ためしてガッテン』でも湯呑みの底に「こずむ」(方言?粉状のものが沈むこと)お茶がいいと言っていた。
2,3日前このお茶をきらし、冷蔵庫にあった戴き物の少し高級なお茶を煎れたら「こずまなかった」。

さあ、今年これでどこまで対抗できるか!
今日辺り少し寒さが緩んできたから、期待半分恐怖半分!!


shimizu-shika.info | 2011.02.02

歯を目に移植!!

今テレビで『ベストハウス123』が放送されていて、
「歯を目に移植して視力を回復した父親」と言っていたのでそのまま観ていた。
でも多分、『歯胚』という、歯になる卵のようなものから『目(眼球)』作って、
それを移植するんじゃないかと思って観ていた。

ところが、歯胚ではなくて、口の中に生えている、出来上がっている歯を使う方法だった。
歯根をスライスしたものにレンズをはめ込み、それを眼球の中に埋め込む方法だった。

歯を、将来移植して歯として使うために冷凍保存することは、既に実用化されているが、
歯の使い道が他にもあるなら、抜いた歯を保存しておく価値はますます高まる。

ちなみに2~3年前に聞いた話だが、歯の冷凍保存を実施している広島大学で
20年間ほど冷凍保存する際の料金が20万円くらいだったと記憶している。
調べていないので、現在やっているのか、いくらなのか、定かではないが、
実際、何らかの理由で、歯を抜かなければならなくなった際、冷凍を選択するに
値する価格とみるかどうか。
使い道が拡がれば、20万なら安いかも・・・。
もちろん、実際に手術する際には別途手術費用が発生するから、その費用にもよるか・・・。


shimizu-shika.info | 2010.12.08

「外国人のための無料健康相談と検診会」にて

14日の日曜日、静岡厚生病院にて「外国人のための無料健康相談と検診会」がおこなわれました。

今年で13回目になるこの活動は、日本国内が対象なのか県内が対象なのか私は知りませんが、
外国籍の大人や子どもが、わずかな費用でいろいろな科での検診が受けられるようにと、
医師や看護士、通訳ボランティア、一般ボランティアが参加し、病院を借りて毎年この時期おこなわれます。

私は一昨年、この実行委員会のメンバーである知人に誘われ、歯科検診のお手伝いをさせていただき、
今回は2度目の参加でした。

一昨年はリーマンショックなど関係なかったため、歯科にも50~60人が訪れたと思いますが、
今年は検診会の事前申し込み人数で50人台程度ということで、歯科を訪れる人もずっと少なかったです。
とくにブラジル国籍の外国人が減ったという印象でした。
1回目から歯科検診に参加していらっしゃる藤本先生のお話では、診療所近くの企業の外国人も
ほとんど解雇されたようだということでした。

会場で、ある感染症についてのパネル展示があり、慶応病院の先生による説明を受けました。
南米中心に、じつは40~50年前からあったとされる感染症で、カメムシに似た虫にさされることで
血中に病原体が入ると、30~40年の潜伏期ののち、心臓や食道、腸で癌のように増殖して
心不全や食物の通過障害や便秘などの症状を起こし、死に至ることもある『シーガス病』という病気です。
血液感染や母乳感染、あるいは媒介する虫の出した病原体が付着した農産物(健康食品で名前を聞いたこと
のあるアサイーなども)を生で食することで感染することもあるそうです。(加工品は大丈夫)
潜伏期間が長く、感染している事実を知らない人も多いため、今問題となっているのが、
献血された血液の中に感染者の血液も含まれる危険があるという点です。
簡単なキットと少量の血液採取で感染しているかどうかわかるため、献血時に判定すれば済みそうなのに、
このキットの薬事がまだ通っていないので使えない、というお話でした。
日本は何でも決定に時間がかかる! そうして問題が起きてから国が訴えられる。
速やかに感染対策を昂じて、保存血の検査もしてほしいと思いました。

それからもう1つ。
日本人向けには自治体の検診の案内がありますが、乳がん検診、日曜日にもやってほしいなあ。


shimizu-shika.info | 2010.11.15

微生物の力に期待 その後

納豆菌・乳酸菌・酵母菌を使った、市販で言うところのバイオスプレーを試し始めて2週間強。
その効果の実感をお伝えする前に、訂正があります。

500mlのペットボトル内で250ml作り1晩発酵させたものは、
さらに水を足して500mlにして原液とします。
この原液を5倍に薄めたものをスプレーに使うわけですが、
これらの菌が増えるわけではなく、増えるのは自然界に常在する微生物。
いわばスプレーは微生物の栄養剤だと番組では言っていました。

もともと微生物は汚れ(においの元)を食べて生きているため、これを分解する微生物が増えれば、
汚れやにおいが増えない状態や浄化された状態にできるというわけです。
(もともと汚水の浄化のために3種の菌を使った方法が開発されたということです。)

さて、私が試した結果の報告をします。
あれからもう1回原液を作りました。納豆を粒ごと入れたためか翌朝ペットボトルはパンパンに膨らんでいて
開けたらシャンパンみたいに噴いてしまいました。
(作って2日くらいまでの原液は、まだ発酵が続いているのか、開けるとガスが抜けます。
この間の原液とその後の原液に効果の差があるかどうかは、よくわかりません。)
洗濯する前のTシャツの脇に、前の晩からスプレーしたり、直前にたっぷりスプレーしたりして、
通常どおり洗濯してみました。
スプレーしてぬるま湯を使った場合は、乾く前でもにおいが軽減していることがわかります。
スプレーしなかった場合でも、ぬるま湯を使って洗った場合は乾けばにおいがかなり軽減します。
乾いた状態でどれほどの差があるのかは微妙ですが、アイロン掛けした時には差が出るようで、
スプレーしなかった方がにおいが熱と蒸気で浮かび上がってきます。
スプレーもせずに水で通常の洗剤を使った洗濯をした場合は、まったく悪臭が取れませんでした。

ウチはドラム式の洗濯機ではないので、私は通常お風呂の残り湯がきれいならそれも加えて洗濯します。
もし最後に湯舟に入った人が原液を残り湯にたらしておけば、残り湯も浄化されて洗濯に使えるでしょう。
前日から脇にスプレーしておいた洗濯物を、この残り湯で洗うのが、経済的にもいいんじゃないでしょうか。
ドラム式でも、まえもって汗汚れ部分にスプレーする効果は期待できると思います。

その他に効果が実感できたことは、お風呂あがりにお風呂の床や扉の隅、シャンプースタンドなどの
カビの生えそうなところにスプレーしておくとカビが生えにくいようです。
シャンプースタンドの下の方の太いステンレスワイヤーに黒カビがこびりついていたのが
いつの間にか流れていました。(微生物が食べつくしたとは思えないので、はがれやすくなっていたのでしょう)
連休には一念発起して、購入後8年ほど経っているプラスチックの風呂椅子の石鹸垢を
スプレーを吹きかけながらきれいにしました。もちろんその後お風呂上りにはスプレーしています。

一手間かけて原液を作っておけば、経済的で安全なバイオスプレーになることは間違いないでしょう。


shimizu-shika.info | 2010.10.31

微生物の力に期待

今年の春からスタートした、NHKの『あさイチ』をご存知ですか?
V6のイノッチや有働キャスターが出ている情報番組です。
朝8時15分からですが、私は仕事に出る前、家事のかたわら9時近くまで見ています。

11日の体育の日も放送があり、内容は納豆のパワーについてでした。
その中で、納豆菌を1晩培養して作る消臭剤に出演者が驚いていたため、
あさイチのHPからその作り方を見て、実際に作ってみました。

納豆1粒(自宅にあったのは小粒だったので2粒使った)を少量のぬるま湯に漬け、
納豆の周りのネバネバがお湯に溶け出るようにしておく。
砂糖とドライイースト(以前パン作りをしていた時の残りが冷凍庫にあった)と
プレーンヨーグルト(これも冷蔵庫にあった)を500mlのペットボトルの中で振り混ぜ、
そこに先ほどのネバネバ入りのお湯を加えて混ぜる。
さらにお湯(熱湯でない方が良いと思う。50度くらい?)を加えて約250mlにする。
蓋をして冷めないように布等で包み40度くらいに保って1晩置く。
・・・・・分量の詳細についてはあさイチHPが紹介しているサイトをご覧ください・・・・・

1晩置いたものは白く濁っていて、蓋を開けるとシュワッと炭酸飲料のような音がして、
私の作ったものはイーストが多すぎたのかイースト臭かったです。

これが原液で、これを5倍に水で薄めてスプレーすると消臭効果が期待できるらしいです。
その他、入り終えたお風呂の湯舟にたらして洗面器や風呂いすなどを漬けておくと
湯垢がとれやすいと放送していたので、私は自分が出たあとスプレーしておきました。
次の日風呂いすを指でこすると確かに湯垢が浮き上がっているようなボソボソ感がありました。

肝心の消臭効果は息子の汗臭いTシャツで実験しました。
今まで熱湯を使ったり予洗したりと工夫を重ねてきましたが、
洗い終わったものでも脇の辺りが何となく臭かったりと、手間の割りにこれだというものがありませんでした。
今回、脱ぎ捨ててあった洗濯物の脇や襟ぐり中心にスプレーして丸めておき、
翌朝いつもどおりの洗濯(1回洗い)を行ないました。
まだ13日に洗ったもの1回だけですが、いつもより臭わないみたい。
昨日の夜もスプレーしておいたので、今日の洗濯物の結果も楽しみ。

なにしろ材料は自然のものだし、汚れ(臭いの元)をえさに増殖してくれるので、
放っておいていいのが楽チン。

1つ驚きの現象がありました。
お風呂で私は無添加せっけんを使っているのですが、お風呂場の椅子や床や扉にスプレーした翌日、
夜お風呂に入ろうとしたら、私だけが使う無添加せっけんが水に漬けておいたように溶けている。
家族が洗面器のお湯に落として気付かずにいて溶けちゃったのかなと思っていました。
そして石鹸のぬるぬるはその夜使ってしまい、使い終わった石鹸を洗面台の方へ移動して置きました。
翌朝顔を洗う時またビックリ!昨日よりドロドロ溶けていて、固形部分は中心しかない感じになっている。
判った!無添加ゆえに、石鹸に付着した菌が石鹸をえさに爆発的に増殖したんじゃないの?
まあ、人体にも良さそうな菌なので、そのまま使っていますけど。

というわけで、汗臭さが取れるかは今後の請うご期待。

 


shimizu-shika.info | 2010.10.14

『ためしてガッテン』 さすがです!

今週水曜の「ためしてガッテン」は知覚過敏についてでした。
歯磨き剤のCMでもおなじみの、「歯がしみる」知覚過敏のメカニズムと対策についてでした。
わかりやすく説明していて、ご覧になった方にはためになる番組だったんじゃないかと
歯科医の立場からも思いました。

患者さんの中にも「歯がしみたから虫歯じゃないか?」と歯磨きを一生懸命されてみえる方がいます。
象牙質の露出がおこっているところを歯ブラシでゴシゴシこすったら磨り減りやすいですよね。

番組では、象牙質の露出がある人は、唾液による再石灰化がおこって象牙質が磨り減りにくくなる、
「食後1時間程度経ってから」が磨きどきと言っていました。

知覚過敏がなかなか治らない方は噛み合わせの調整や歯周病治療が必要だとも言っていましたね。

手っ取り早くしみるのを治すためには象牙細管(ぞうげさいかん)の穴を塞ぐ薬を使うのも効果的です。
歯磨剤でもいいのが出ていますし、歯科では歯にこすりつける薬剤のいいのがあります。

それから以外に多いのが『酸蝕症(さんしょくしょう)』。
酸味のある健康食品を寝しなに飲食し、歯と歯ぐきの境目辺りがしみるようになったという方。
唾液による再石灰化が起こりにくい、上の奥歯の裏側や上の前歯の表に多いようです。

番組では歯にかかる力や歯周病が原因で象牙質の露出が起こっている人は
あまり硬い歯ブラシを使わないほうが良いとも言っていました。
当院でも硬い歯ブラシはお奨めしていません。
虫歯や歯周病予防のために歯と歯の間をしっかり磨くという観点や
歯周病予防のために歯肉のマッサージをするという観点からも
硬い歯ブラシでは痛くてうまくできません。

お口の中は本当にデリケートで過敏な所です。
ちょっとしたことで食事や会話に支障をきたしてしまうことさえあります。
この多機能な『口』の機能を常に正常に保ちたいものですね。
 


shimizu-shika.info | 2010.09.24

長寿高齢化社会

5月23日に東京国際フォーラムでの学術講演会を聴いて日本人の長寿を再確認した。
基調講演は日本大学総合研究大学院教授 同大学人口研究所長 同大学経済学部教授でいらっしゃる小川直宏先生が、「あなたが救える少子高齢化社会:問題点と切り札」と題して、歯科医師や歯科スタッフに対してご講演された。

日本人の平均寿命はたしか男性80歳女性86歳だと記憶しているが、小川先生によれば、平均寿命ではない、何歳で死ぬ人が一番多いかという、最頻値は男性87歳女性91歳だそうだ

聞いて納得!
私の周りでも90歳を超えてお亡くなりになったという話が少なくない。
私の父は昨年とくに大病を患ったわけでもなく80歳で亡くなってしまい、その時は平均寿命まで生きたのだから良しと考えようと周囲は思ったものだが、やはり少し早すぎる死だったのかなぁ。

小川先生は長寿高齢化に伴う認知症にも触れ、「歯を失って噛む力が弱くなると認知症になりやすくなるというので歯科医の皆さんにはその辺りで貢献していただきたい」とまとめていた。


shimizu-shika.info | 2010.05.26

象の歯

私には4日間の連休だったゴールデンウイークの後半の5月4日、東京の娘の所に行った。
何かの展覧でも観たかったが、「上野動物園、入園無料だってさ。行ってみる?」ということで、
天気もいいことだし、園内歩けばいい運動にもなるか、と、混雑承知で行ってみた。

混んでた。人の波に飲み込まれながらゲージの中をのぞいた。
でも相手は動物。それぞれの特徴的な姿や行動見ているだけで和む。

入り口から少し行ったアフリカ象の近くの展示に私は足を止めてしまった。
ほとんどの人が素通りしそうな、象の牙(たぶんレプリカ)と象の奥歯が壁のガラスに飾られている通路。
実は歯医者でも人間の歯以外の知識は研究者でないかぎりほとんどない。

アフリカ象の牙は象牙として有名だ。牙といっても人間でいう前歯(切歯)に当たるらしい。
ほとんどの動物の歯の構造に象牙質というのが存在するらしいが、この名が象牙から来ているのか、
むかし使った教科書に載っていないか調べたが、わからなかった。

象の奥歯についても初めて知った。
象の奥歯は上下左右1本づつ、合計4本しかない。4本というより4個というべきか。
噛む面が草履のようで、高さがその半分以下の漬物石様のものだ。重さは1個4Kgにもなるという。
その左右1組の奥歯で日長一日草を食んでいるわけだから当然磨り減る。
でも磨り減って無くなる前には次の新しい歯が下に用意できているらしい。(歯根はないのかな?)
神様は生きていくための素晴らしい機能を与えているんだねぇ。

残念ながらヒトの永久歯は次々に新しい歯が用意されているわけではない。
(勿論、象だって虫歯や歯周病で歯を失ったとしたら、次の歯があるかどうか?)
ただ、ヒトの歯は磨り減ると歯根の表面のセメント質が厚くなるという。
磨り減った分だけ厚くなるかどうかはわからないが、よく噛んで歯が磨り減っても、
顔の長さが短くなってクチャっとなることはなさそうだ。ご安心あれ。


shimizu-shika.info | 2010.05.08

借景

                  

清水歯科医院の入っているビルから道路を挟んだ大石内科のハナミズキが今年もきれいに咲きました。

建物の間に見えるこんもりした緑は桜の木です。
桜も毎年、枝に花が数個開き始める頃から、診療室に居ながらにしてお花見が楽しめます。
今年は開花が遅く、「枝にちらほら」に気付かないまま、3月の連休明けに来た時には
もう満開に近い状態でした

そして寒さが続いたため長いこと桜が楽しめました。

まだ桜の花が散り終わる前にハナミズキの蕾が膨らみ始めましたが、
やはり例年通り桜が終わってからハナミズキとなりました。

「う~す紅い~ろの~」と歌われている色ではないけれど、診療台に座った患者様が気付かれて
「あれはハナミズキかしら?」と、ご存知の方はおっしゃいます。

こんな街中の鷹匠でも季節を感じられるってうれしいですね。
今日は駿府公園のお堀の新緑がきれいでした。
もうすぐ風薫る5月

 

 


shimizu-shika.info | 2010.04.21

14年ぶりの夜桜乱舞


静岡祭り最終日の4月4日、夜桜乱舞に参加しました

私にとっては、たぶん14年ぶりくらいになると思われますが、「昔取った杵柄」を期待して参加しました。

静岡祭りにおいて夜桜乱舞が始まった1年目か2年目に体操の教室の仲間と参加して以来、その後見物もしていなかったため、3つも新しい踊りが増えていたのに驚き

しかも昔からあった「ちゃっきり」と「さくら」は、若かりし14年前にはアップテンポバージョンを中心に覚えたため、今回参加したチームのスローバージョンにも当初やや混乱

それでも2月中旬から日曜ごとの練習に参加し、DVDも借りて、何とかみんなについていけるかなくらいにはなったと思います

そして当日、寒かったけど踊る阿呆になって楽しんだのでした

 

 

 

 


shimizu-shika.info | 2010.04.07