ホワイトニングの清水歯科医院ブログ

トップ | ホワイトニングの清水歯科医院ブログ

虫歯菌のおそろしさ

 5月28日の「たけしの家庭の医学」で、歯科医の私も知らなかった虫歯菌の新事実に関する病気の恐怖について放送していました。その病気とは脳内の細い動脈におきる脳出血です。

脳出血の原因としては、高血圧、動脈硬化、糖尿病、脳動脈瘤など、いかにも血管が破れそうな原因が周知されていますが、今回の放送では、微細脳動脈の破れた箇所に悪玉虫歯菌が存在しており、それが血管壁を傷つけ破れやすくしているというものでした。

以前から歯周病菌が心筋梗塞・脳梗塞・高血圧等の血管系疾患や糖尿病に関与している事実はわかっていましたが、「虫歯菌もか!」という感じです。

虫歯菌はある程度の年齢の人ならばほぼ全員が口腔内に持っているものですが、番組ではこの中の悪玉が血管内に入り、毛細血管の壁を破れやすくすると伝えていました。
番組では悪玉とそうでないものの違いははっきり区別されませんでしたが、放送を観た私の印象では、成人では唾液中の菌の数が圧倒的に多い人、つまり口腔清掃がおろそかな人や、加齢やストレスで唾液の減少が起こっている人、そういう人でなおかつ免疫力が落ちている人が虫歯菌により血管壁を傷つけられやすいという印象でした。

また悪玉虫歯菌はその人の血管内に居着くらしく、とくに危険なのは、まだ虫歯になったことのない乳幼児に虫歯になったことのある人が咀嚼した食べ物を与えると、その人の虫歯菌が乳幼児の常在菌となってしまい血管を脅かす存在になるということでした。
昔からよく言われていますが、食べ物を噛んで軟らかくしてから孫などにあげるのはもってのほか。その子の寿命を縮めてしまいます。

虫歯菌を持っている私たちが微細脳出血を起こさないようにするための対策は、まずは虫歯を治して口腔清掃をしっかりすること。そして、唾液が潤うように、口や舌をよく動かして唾液腺を刺激すること。(番組では「ウー」「イー」と発音する口の形をしっかり何度もやると指導していました。もちろん唾液腺のマッサージも。)

最近お口の健康と全身の健康の関連性が指摘されてきています。
歯や歯茎の痛みや異常がない方も定期的に歯科で検診やクリーニングを受け、ご自身による日々のケアも上手にできるようにアドバイス等を受けるようにしましょう。


shimizu-shika.info | 2019.06.01