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認知症に対する認識

  以前私は、何よりアルツハイマー型認知症になってしまうのが恐ろしいという内容のブログを書きましたが、昨年11月23日にNHKで放送された「認知症の私からあなたへ」という番組を観て、認知症に対する認識や認知症になってしまうことへの恐怖感が大きく変わりました。

 番組の中で、アルツハイマー型認知症と公表している佐藤さんは「認知症は不便ではあるが不幸ではない」と言っておられました。アルツハイマー型認知症という診断を受け止め、衰えてゆく記憶力を補うべくケイタイやタブレットを駆使してぎりぎりまで自立した生活を送ろうと努力し、なおかつその生活を楽しんでいる姿に、認知症も一生つきあっていく病気の一つなんだという印象を受けました。

 他の番組でも、認知症を公表している40代から60代くらいの方が10人以上出演して、それぞれの体験や現在の生活を語っていましたが、共通して言えることは、認知症であることを隠さない、自分ができることと不得手なことを他人にもわかってもらい、社会や家族の一員として何らかの役に立つことに喜びを見出している、ということです。

 欧米など世界各国においても認知症対策として進行を遅らせる薬や食品の研究が進んでおり、脳を使いながら運動することが良いなどといった実証もされています。

 もちろん予防できるならその方法を実践すれば良いに決まっていますので、予防については認知症に関する資料を検索していただけば、認知症発症の原因となる項目が多数挙げられているので、そういった事柄に注意した生活を心掛けるようにしたら良いでしょう。

 認知症発症の危険度を増す歯科に関する項目としては、以前も触れたかもしれませんが、奥歯で噛む機能が失われることです。奥歯を失わないようにようにすることは勿論のこと、たとえ失ってしまっても義歯やブリッジやインプラントなどで噛む機能を復活させることが重要です。
 また遠回しに関連することとして、歯周病による全身疾患への影響も挙げられます。歯周病は糖尿病や脳梗塞などのリスクを高めるため、ひいては認知症発症のリスクも高めてしまいます。

 筋肉量が少ないと認知症になりやすいとも聞きましたので運動は予防につながります。つまり生活習慣病予防は認知症予防にもつながっていると言えます。

 それでもストレス等で認知症を発症してしまったら、悲観せずに、今回観た番組を参考に、まずは進行予防策を実践しようと思います。
 きっと今までの駆け足のような人生ががらりと変わり、生きている喜びを実感できる生活に変わるかもしれません。できないことが増える恐怖は拭い去れないかもしれないけれど、忘れてしまうであろうその瞬間瞬間を大事に生きようとするかもしれません。この世界のありとあらゆる生命や自然現象をいとおしく感じて毎日を過ごしていく、そんな余裕が残っていたら、認知症と付き合いながら余生を送るのも悲観すべきことではないと思いはじめました。
 


shimizu-shika.info | 2016.01.06