ホワイトニングの清水歯科医院ブログ

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歯学部の同窓会

5月23、24日と連休にさせていただき、仙台に行ってきました。
5月24日に東北大学歯学部創立50周年記念の式典があり、前日の土曜日には各学年ごとの同窓会が予定されて、私の学年(12回生)も同窓会が久しぶりにあったので出かけました。

卒業後32年経つことになります。
72名卒業、数年前病気で亡くなった同級生が一人。(少ないほうだと思います。)
歳は取りつつも、こうして集まれる幸せを感じました。

年齢60歳前後というと一般企業では定年が近い歳でしょうか。
実際には医師や歯科医師はサラリーマンより年齢的に少し高齢まで働くようですが、歯科医として開業後30年近くも経つと、仕事に対する意欲は人それぞれという印象を受けました。
「昔からの患者さんも大勢いて機材も診療に困らない程度には揃っている。一通りの保険治療ができれば、歯科衛生士がメンテナンスを保険(あるいは自由診療)でやってくれる。それで十分経営が成り立つ。」
同級生たちが開業した30年から25年くらい前は現在より歯科にとっていわゆるいい時代でしたから、借金も早く返し終わり、後継ぎも歯科大を卒業させ、そろそろ後は子供に譲ろう、とか、あるいは後継ぎは居ないけど自分の老後は経済的に心配はないから、体力があるうちにどうやって医院を閉めようか、とか自分の判断で今後を見据える時期に来ていると言えます。まさに守りに入った歯科医となっています。

一方、今まさに歯科医業が面白くてたまらないという同級生もいました。
「熟練の技を持って患者さんに自由診療の提案をして実行し感謝されている。」
「多くのドクターを雇って大規模に医院経営をする傍ら、診療を快適にかつ患者さんにとってメリットの多い治療となるためのツールを開発している。」

この差はなんでしょう?考え方?生き方?

私は開業11年目。開業が遅かった分、開業後聴きたい知りたい講演会・講習会に可能な限り参加し臨床に役立ててきました。
まだまだスキルを上げなくてはいけないと考えています。
今一番導入したいと考えているのは再生医療です。とくに歯周病で骨が溶けてしまった歯根の周りに骨を再生させる手術を確実に成功させる技術があれば、自由診療になるでしょうが自信を持って患者さんにお奨めできると思います。
6月27・28日に開催される日本額咬合学会の学術大会でも再生医療中心に講演を聴いてこようと思っています。

50周年記念式典でも母校の素晴らしさを感じました。

1回生、2回生、3回生の先生方の中にはその道の権威として講師を務められる先生も多く、中でも私が最も尊敬するのは2回生の下地勲先生です。インプラントもされるけれど患者さん自身の歯の移植を積極的にされていて、いわば、今生えている歯を無駄なく活用して噛めるようにする、ということを実践されています。(実は昨年の12月7日にキャンセル待ちでようやく下地先生の講演会に参加することができました。私自身もできそうな症例では移植をしていますが、そのコツをうかがうことができて良かったです。)

東北大学はご存じのように総合大学で、医学部、歯学部だけでなく、工学部や理学部・農学部・薬学部など、理系学部だけでも多岐にわたっているため、研究分野でも連携がとりやすく、新技術や新製品の開発が盛んだとわかりました。
祝賀会で同じテーブルに静岡市出身(城内中→清水東高→東北大歯学部)の鎌倉さんという教授がいらして、私にご自分の研究のお話をしてくださいました。まさに再生医療にかかせない、骨になる新素材の開発だそうです。3年後くらいを目途に臨床に応用されるまでになるというので大いに期待が持てます。

長くなりましたが、同窓会は参加すべきです。
いい刺激を受けて、自分の人生もいきいきできます。つながりも大事だと思います。

 


shimizu-shika.info | 2015.06.10