ホワイトニングの清水歯科医院ブログ
睡眠時無呼吸症候群と睡眠の話
6日の日曜日、静岡市泉町のホテルで『いびきと睡眠時無呼吸症候群』と題した、市民公開講座があった。
歯科の立場からも、いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療ができることから、「リビング静岡」に
この講座の案内が載っていたの見た時から聴講したいと思っていて、行ってみた。
司会を務められたのは「さそう内科・呼吸器科クリニック」の佐宗先生で、
佐宗先生に私の父が生前お世話になったということも、この講座に注意が行った理由かもしれない。
2人の先生が講師としてお話された。
まず、{静岡睡眠メディカルクリニック}の院長の松下先生が
『睡眠時無呼吸症候群~当院における診療・治療の進め方~』と題して
無呼吸症候群診断法や治療法についてご説明された。
次に、滋賀医科大学睡眠学講座の特任教授であられる宮崎総一郎先生が、
『大人の無呼吸・子どものいびき』と題して、「望ましい睡眠」についてや、
「子どもの睡眠障害」の問題性などについてお話された。
睡眠時無呼吸症候群の原因は、肥満(35%)、アゴが小さい(35%)、扁桃腺が大きい(20%)、
鼻閉(10%)、アルコールや上向きでの睡眠、などが主要なものだそうだ。
肥満の人は痩せるだけでも改善することがあり、扁桃肥大では外科的に切除する、
その他、鼻の治療、就寝前の飲酒を避ける、横向きで寝る、などで改善する場合もあるとのこと。
中等症から重症の治療としては、CPAP(シーパップ)治療という、
睡眠時鼻から強制的に空気を流す装置をレンタルで使用する方法があり、
この装置を使うことによってよく眠れるようになり、日中の眠気などの危険は回避されるが、
装置を使わなくなると元通りの状態になってしまうということだった。
アゴが小さいことが原因の人に特に有効なのが、歯科で作るマウスピース様の装置を使う方法だ。
歯科ではいびきの改善のためにも使われる装置だが、医科で睡眠時無呼吸症候群の診断があれば、
保険が適用になる。
睡眠時に強制的に下顎を前方に出すようにして寝ることによって、気道の閉塞を起こしにくくする。
司会を務めた佐宗先生のところでは、60%の患者さんに使用してもらい改善しているらしい。
子どもの睡眠時無呼吸は成長ホルモンの関係や脳の発育のためにも重大なことだという。
ほとんどがアデノイド・口蓋扁桃肥大によるもので、手術で改善するものだそうだ。
そして宮崎先生のお話で面白かったのが、布団に入って8分以内に眠ってしまう人は
睡眠時無呼吸症候群の可能性の人も含めて慢性的な睡眠不足の人で、
15~16分で寝入るひとは正常で、30分以上たっても眠れない人は不眠症だという。
そして夜眠れないと言う人でも昼間眠気が襲ってこないなら不眠症ではないらしい。
先生によれば成人の望ましい睡眠時間は7~8時間で、アスリートでは10時間でもいいらしい。
朝早起きしなければならない日は、前の晩早く寝るのではなく、前の日の朝から早起きをする。
朝の覚醒から14~16時間で眠くなってくるから自然と前の晩に早く寝られるとのこと。
眠りのリズムからすると、寝入って1時間で成長ホルモンの分泌がピークに達するので、
その前に起こされると体の修復が行なわれず老化につながるという。
また睡眠は記憶の固定にも役立っており、記憶向上のためには6時間以上の睡眠が必要だそうだ。
前日に学習したしたことは睡眠をとることで記憶されるため、徹夜は効果的でないらしい。
これは知的学習だけでなく運動にも言えるらしく、先生は朝練より夜練が効果的と言っていた。
また、時間の関係で詳しい説明はなかったが、やはり早起きがいいらしい。
遮蔽カーテンを使っている人は10センチでいいから朝日が入るようにしたほうがいいという。
人生の3分の1は睡眠というが、睡眠は奥が深いなあとつくづく感じた講義だった。
・・・・宮崎先生の著書『万病をふせぐ 眠り方』をお読みになるとよいです・・・・・