ホワイトニングの清水歯科医院ブログ

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23日の「ためしてガッテン」で顎のことが・・・

23日水曜日放送のNHK「ためしてガッテン」をご覧になりましたか?
内容は睡眠時無呼吸症候群のことについてでした。

睡眠時無呼吸症候群は日中眠気が襲ってきて危険なだけでなく、
活性酸素が常に血管壁を刺激するため高血圧になるともいっていました。

その睡眠時無呼吸症候群になりやすい人の特徴に「顎が小さいこと」が挙げられていました。
床矯正治療を取り入れている私のところでは、以前から顎の小さいことと睡眠時無呼吸症候群の関係を
指摘してきました。

歯並びの悪い子どもたちの中には、歯列のアーチが細長く、子どものうちから舌が窮屈そうな子もいます。
こういう歯列の子どもが大人になって太ると睡眠時無呼吸症候群になる危険があります。

私が以前受けた講習では、「歯列が細長くて下の奥歯が内側に倒れている、ひょうたん型アーチの子どもが
無気力になって不登校や病人のようになる可能性が高い」とまで指摘している先生もいました。

いずれにしても、歯列(顎)を大きくすることによって睡眠時無呼吸症候群などの危険性を減らせるのなら
成長期のこどものうちに何とか顎を大きくさせておきたいものです。
そしてさらに歯並びもきれいになるなら一石二鳥です。

歯並びを気にされる成人の方でも床矯正は可能ですが、
睡眠時無呼吸症候群のためにやるならためしてガッテンでも言っていたマウスピースがいいですね。
でも一番いいのは、いろんな弊害をなくすために痩せることでしょう。一番難しい?


shimizu-shika.info | 2010.06.26

歯の移植

歯を抜いて、顎骨の歯を失った部分や歯を抜いたあとの穴に植えることを『歯の移植』
(正確には『歯の自家移植<じかいしょく>』)といいます。

インプラントのような人工の歯でも他人の歯でもなく、自分自身の使える歯を抜いて、
「ここに歯があれば」という箇所に植え直す
ことを指します。

自分の歯ですからアレルギー反応を起こすこともなく良く付きます。
インプラントとの違いは歯根膜が存在するため噛み心地が天然歯と同じになるという点。

けれども条件は厳しいです。
まず移植される側の顎が移植しようとする歯の根の幅より大きいこと。
移植する歯は歯周病でない、歯根膜がしっかりした歯であること。
移植する場所にふさわしい歯を移植しなければ長持ちしないということ。
たとえば奥歯に根の細い前歯などを移植しても咬合圧に耐えられません。

健康保険でも移植が認められていますが、条件が3つあります。
もうその歯の治療には限界があるから抜いた方が良いと判断される歯を抜くこと。
抜いたその日に引き続き移植を行なうこと。
移植する歯は咬み合わせに役立っていない親知らずや骨の中に埋まっている歯であること。

ですからもう既に歯がない所への移植は健康保険が適用されません。
親知らずなどがない人も健康保険適用の移植にはなりません。

私も何人かの患者さんに健康保険適用の移植は行ないましたが、
移植箇所が歯周病で周りの骨が十分のこっていない場合には移植歯の付き具合に不安はありますが、
条件が揃えばブリッジの脚の歯としても使えるほどしっかり植わります。

先日初めて保険外(つまり自費)で移植を行ないました。
患者さんは右下第一大臼歯がやや前方にあり、その奥が2本分ほど歯が無いまま長年経た、
70代の女性で、右上は噛む相手のない歯が2本ありました。
右上の一番奥の歯に虫歯が見つかったため、治そうかと思いましたが、
どうせ咬み合わせに関わっていないのでどうしようかと考え、
この歯が下にくれば上の奥から2番目の歯と咬み合うようになるのに、と思い、
「上の一番奥を下に移植したら噛めるようになりますよ。自分の歯だから付きますよ。」と伝えました。
実は私自身、歯の無い場所への移植はやったことがなくて一抹の不安は感じたものの、
つい、「こうなればいいのに」という思いから言ってしまったのですが、
患者さんの方も自費にも関わらず、「お願いいたします」ということで、移植手術にいたりました。

インプラントよりも大変!
なにしろ移植しようとする歯の根がすっぽり入る穴を顎の骨に開けるのが大変!!
穴は根の形にぴったりではないから、移植した歯が抜けないように固定するのが大変!!!

こちらと患者さんの苦労の甲斐あって、移植から1ヶ月過ぎて顎の骨にしっかり植わっています。
もう少ししたら仮歯を被せます。

先日の学術講演会でも、すれ違い咬合(咬み合わさる相手の歯がなくなった顎の状態)に陥ると
そのままではどんどん歯を失っていく経緯をたどる
と指摘されていました。
インプラントでも移植でも、あるいは入れ歯でも、
とにかく両方の奥歯で噛める状態をとりもどすことが歯の喪失をくいとめるために重要です。

 


shimizu-shika.info | 2010.06.05

長寿高齢化社会

5月23日に東京国際フォーラムでの学術講演会を聴いて日本人の長寿を再確認した。
基調講演は日本大学総合研究大学院教授 同大学人口研究所長 同大学経済学部教授でいらっしゃる小川直宏先生が、「あなたが救える少子高齢化社会:問題点と切り札」と題して、歯科医師や歯科スタッフに対してご講演された。

日本人の平均寿命はたしか男性80歳女性86歳だと記憶しているが、小川先生によれば、平均寿命ではない、何歳で死ぬ人が一番多いかという、最頻値は男性87歳女性91歳だそうだ

聞いて納得!
私の周りでも90歳を超えてお亡くなりになったという話が少なくない。
私の父は昨年とくに大病を患ったわけでもなく80歳で亡くなってしまい、その時は平均寿命まで生きたのだから良しと考えようと周囲は思ったものだが、やはり少し早すぎる死だったのかなぁ。

小川先生は長寿高齢化に伴う認知症にも触れ、「歯を失って噛む力が弱くなると認知症になりやすくなるというので歯科医の皆さんにはその辺りで貢献していただきたい」とまとめていた。


shimizu-shika.info | 2010.05.26

象の歯

私には4日間の連休だったゴールデンウイークの後半の5月4日、東京の娘の所に行った。
何かの展覧でも観たかったが、「上野動物園、入園無料だってさ。行ってみる?」ということで、
天気もいいことだし、園内歩けばいい運動にもなるか、と、混雑承知で行ってみた。

混んでた。人の波に飲み込まれながらゲージの中をのぞいた。
でも相手は動物。それぞれの特徴的な姿や行動見ているだけで和む。

入り口から少し行ったアフリカ象の近くの展示に私は足を止めてしまった。
ほとんどの人が素通りしそうな、象の牙(たぶんレプリカ)と象の奥歯が壁のガラスに飾られている通路。
実は歯医者でも人間の歯以外の知識は研究者でないかぎりほとんどない。

アフリカ象の牙は象牙として有名だ。牙といっても人間でいう前歯(切歯)に当たるらしい。
ほとんどの動物の歯の構造に象牙質というのが存在するらしいが、この名が象牙から来ているのか、
むかし使った教科書に載っていないか調べたが、わからなかった。

象の奥歯についても初めて知った。
象の奥歯は上下左右1本づつ、合計4本しかない。4本というより4個というべきか。
噛む面が草履のようで、高さがその半分以下の漬物石様のものだ。重さは1個4Kgにもなるという。
その左右1組の奥歯で日長一日草を食んでいるわけだから当然磨り減る。
でも磨り減って無くなる前には次の新しい歯が下に用意できているらしい。(歯根はないのかな?)
神様は生きていくための素晴らしい機能を与えているんだねぇ。

残念ながらヒトの永久歯は次々に新しい歯が用意されているわけではない。
(勿論、象だって虫歯や歯周病で歯を失ったとしたら、次の歯があるかどうか?)
ただ、ヒトの歯は磨り減ると歯根の表面のセメント質が厚くなるという。
磨り減った分だけ厚くなるかどうかはわからないが、よく噛んで歯が磨り減っても、
顔の長さが短くなってクチャっとなることはなさそうだ。ご安心あれ。


shimizu-shika.info | 2010.05.08

借景

                  

清水歯科医院の入っているビルから道路を挟んだ大石内科のハナミズキが今年もきれいに咲きました。

建物の間に見えるこんもりした緑は桜の木です。
桜も毎年、枝に花が数個開き始める頃から、診療室に居ながらにしてお花見が楽しめます。
今年は開花が遅く、「枝にちらほら」に気付かないまま、3月の連休明けに来た時には
もう満開に近い状態でした

そして寒さが続いたため長いこと桜が楽しめました。

まだ桜の花が散り終わる前にハナミズキの蕾が膨らみ始めましたが、
やはり例年通り桜が終わってからハナミズキとなりました。

「う~す紅い~ろの~」と歌われている色ではないけれど、診療台に座った患者様が気付かれて
「あれはハナミズキかしら?」と、ご存知の方はおっしゃいます。

こんな街中の鷹匠でも季節を感じられるってうれしいですね。
今日は駿府公園のお堀の新緑がきれいでした。
もうすぐ風薫る5月

 

 


shimizu-shika.info | 2010.04.21

歯根破折歯を救う

11日の日曜日、静岡市で開催された講習会に参加しました。
内容は、神経を抜いて差し歯にした歯に起こることがある、歯根が縦に割れてしまった場合の歯の救済法についてでした。
実は昨年、同じ内容を別の講師の先生により東京で受けており、私はその後臨床に於いて何度かこの方法で患者さんの歯根破折歯を抜かずに治療して、この方法の成果を実感していました。
今回地元での開催に加え、内容がプラスαされていたので参加申し込みをしていました。
講師の先生は開業40年で70歳になられる眞坂信夫先生で、昨年の講師の北大の菅谷先生も眞坂先生の方法を参考に研究されていました。

以前は歯根に亀裂が入ったり割れたりした歯は抜かなければなりませんでした。
噛めば痛みを伴い、前歯の差し歯は亀裂が開けば抜け落ちてしまうし、数歯が連結されていて脱落はしなくても、亀裂部分に菌が巣食い、この部分に膿が溜まって歯根を支えている骨が溶けていってしまうからです。

眞坂先生は18年も前から臨床において歯根破折歯を救う方法を実践してこられました。
この方法はスーパーボンドという歯科の強力な接着剤を使う方法です。
私も以前からスーパーボンドは歯周病の初期治療としてぐらぐらな歯の固定に使用していて、その接着力はかなりのものだと実感していましたが、昨年来スーパーボンドを歯根破折歯に応用して感じたことは、スーパーボンドが極めて組織親和性が良いということです。
スーパーボンドで接着した歯根の周囲では痛みも出ず、感染組織をきれいにすれば再び膿が出ることがありません。
眞坂先生は早くからこの方法を実践されていて、歯根破折を起こした歯の上にも自費のかぶせ物を施して何年ももたせていました。
ただし歯根破折を接着で救った歯は咬合圧のかかるブリッジの橋桁の歯にはなりえませんが、単独歯なら10年は保証すると宣言されるそうです。

問題のある歯を抜いてインプラントを勧めがちな昨今、患者さんにこういう方法を提案して患者さん自身の歯をもたせる治療がまずは第一の選択肢であるという、医療の基本ともいえる姿勢だと思います。

そしてまた、講習会を受けた私は「講習会って本当にありがたい」と思うのです。
だって長年試行錯誤や苦労を重ねた成果である方法を知ることができ、なおかつ、その方法で確実に成功しているという実証済みなのだから。


shimizu-shika.info | 2010.04.14

14年ぶりの夜桜乱舞


静岡祭り最終日の4月4日、夜桜乱舞に参加しました

私にとっては、たぶん14年ぶりくらいになると思われますが、「昔取った杵柄」を期待して参加しました。

静岡祭りにおいて夜桜乱舞が始まった1年目か2年目に体操の教室の仲間と参加して以来、その後見物もしていなかったため、3つも新しい踊りが増えていたのに驚き

しかも昔からあった「ちゃっきり」と「さくら」は、若かりし14年前にはアップテンポバージョンを中心に覚えたため、今回参加したチームのスローバージョンにも当初やや混乱

それでも2月中旬から日曜ごとの練習に参加し、DVDも借りて、何とかみんなについていけるかなくらいにはなったと思います

そして当日、寒かったけど踊る阿呆になって楽しんだのでした

 

 

 

 


shimizu-shika.info | 2010.04.07

歯周病をブラッシングで治す

6月14日の日曜日、免疫学で著名な安保徹先生と新宿区開業の歯科医師小西昭彦先生が講師の「ストレスと歯周病」というセミナーを受けてきた。
今年の3月にも、歯周病治療で有名な長野市の谷口威夫先生のセミナーを受けた。
2つのセミナーとも、歯周病治療の主体を患者さん自身によるブラッシングに置いている。
もちろん歯科医院に於いても歯石の除去をはじめとして歯にかかる力の問題食物の流れや清掃性を考慮した歯や冠の形態等、来院してもらわなければできない治療もあるわけだし、患者さんのブラッシングにばかり歯周病の進行の責任を押し付けるのは間違っているが、患者さん自身が「自分で治していくんだ。歯を失わないようにするんだ。」という強い気持ちを持っていなければ歯周病は良くならない。
だから両先生の歯科医院でも、患者さんには半端でない時間を掛けてブラッシング(歯肉のマッサージ)をしてもらう。歯間部に毛先を突っ込み振動させる方法で歯肉に刺激を与える。実はこの方法、私も右上のブリッジの所が痛くなるとやっていた。歯肉の違和感が気になるのと食べかすが入り込むため毛先をぐいぐい突っ込みたくなるのだ。両先生の歯科医院では歯周病の患者さんにこれを1回の歯磨きで20分~1時間。おそらく理想的には1日3回以上やってもらう。

患者さんは抜きたくない一心で熱心に実行するため(小西先生の患者さんでは腱鞘炎になった人もいたという)、歯肉の見た目も良くなり、ぐらぐらも改善して噛めるようになり、さらに続けていくとレントゲン像でも失われた歯槽骨がある程度再生しているのがわかるようになる。

歯肉をマッサージする(小西先生は「賦活化する」という言葉を使った)ことは、歯肉の血行を良くし免疫力をつけて歯周病菌に抵抗できる歯周組織をつくることや、さらには破壊された組織の再生にもつながることになるのである。
このように歯周病治療ではただ単に原因であるプラークや歯石を取り除くだけでなく宿主の免疫力を向上させることが重要なことがわかる。(このことは一昨年受けた丸橋歯科医院でのセミナーの中でも患者さん向けに強調されていた。)実際免疫力が高いと思われる人は口の中が少々汚くても歯周病になっていない。逆に口の中は歯垢歯石もなくきれいなのに歯周病の人もいる。何らかの疾患や疲労やストレスなどで歯周組織の免疫力が落ちた結果罹患したのだろう。免疫力が落ちた状態が長く続くと重度の歯周病になりそのリカバリーは大変になるので、疲労・ストレスをうまくかわすこと歯周病の予防と治療には大切だ。

安保先生は全ての病気は免疫力の低下によって引き起こされると考えておられる。癌や原因不明とされている病気でさえも、ストレスにより自律神経系に異常をきたした結果生じていると考えておられる。ストレスを避けてばかりの楽な生き方も、身体を鍛えることや健康食品の摂取も度を越せば自律神経系のアンバランスを引き起こす。薬を長期に飲み続けることも自身の治癒力をつぶすことになるので寿命を縮める結果になるとおっしゃる。(安保先生の本おもしろいですよ。)

さあ、あなたもくよくよせず,怒らず、ゆったりとした呼吸をして、よく笑い、食事に気をつけ、禁煙を心がけ、適度に身体を動かし、睡眠時間を確保し、歯ぐきも磨くようにして歯周病予防をし、健康で長生きしましょう。


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歯並びや咬み合わせが悪いのは遺伝のためですか?

 確かに骨格の特徴が遺伝するように、顎や歯の形・歯並びも遺伝の影響を受けるでしょう。けれども同じ親から生まれた兄弟姉妹でも歯並びや咬み合わせに問題のある子供と問題のない子供がいるのも事実です。つまり、歯並びや咬み合わせは遺伝だけでなく他の因子(環境因子)も影響するのです。

貴方や貴方の家族に歯並びや咬み合わせの悪い人がいたら、どうしてそうなったのか、次に挙げる原因に当てはまらないか考えてみてください。

乳歯に大きな虫歯があった。または虫歯のために乳歯を早期に抜いた。
 
  乳歯列の後方に6歳臼歯(第一大臼歯)が生えてきます。最後尾の乳臼歯に沿って生えてくるため、この乳臼歯が前方に移動していると第一大臼歯は正常な位置より前方に位置することになります。これに伴い、上下の歯の咬み合わせが正常でなくなったり、前方の永久歯の生えるスペースが不足してきます。
 
指しゃぶり、下唇を前歯で噛む、頬杖を付く、いつも口を開けている、などの癖がある。
 
  指しゃぶりを長く続けていると前歯が噛みあわない開咬や前突になるおそれがあります。下唇を噛む癖や口を開けている癖は上顎前突、頬杖は下顎を後方に押したり左右どちらかに押すため顎の位置がずれます。
 
やわらかいものばかり好んで食べる。早食いでよく噛まない。少食で噛む回数が少ない。よく噛まずに飲みもので流し込んで食べる。前歯でかぶりつくような食事が少ない。
 
  噛んで刺激を与えなければ上顎も下顎も成長しません。よく噛むことが顎の成長を促し、歯が生えるスペースを作ることになります。また永久歯に生え替わった頃によく噛むことで上下の歯がしっかりと噛み合うようになります。
 
猫背で姿勢が悪い。食事時背筋を伸ばして食べていない。
 
  猫背では頭が後に傾き下顎は後方に引かれます。食事時にこのような状態だと下顎が後方位の状態で噛むことになります。
 
片噛みをしている。
 
  顎を左右どちらかに偏位させます。また、左右どちらかの咬み合わせが反対になります。(正常では上の歯列が下の歯列を外側から覆うように咬み合っています。)
 

以上のような原因の他に遺伝的な要素も含まれる原因として次のようなケースがあります。

 
前歯の咬み合わせが遺伝的に切端咬合ぎみで、上下の前歯が当たってから下顎を前に突き出す形で咬み込んでしまう。あるいは乳歯の時からすでに下の前歯が上の前歯より前方に位置している。
 
  受け口(反対咬合)といわれるタイプの不正咬合の原因となるものです。反対咬合は早期に治療を要する不正咬合で、早期に治療すれば咬み合わせが逆にならずに済みますし、前歯の咬み合わせを正常にすることで下顎の成長を抑制する作用も生まれます。

最近の子どもたちは顎が小さくなっていて永久歯がきれいに並ばないケースが多くみられます。上の八重歯のみならず下の前歯もガタガタ、下の小臼歯が舌側に倒れこんでいて上の小臼歯と噛み合っていない、噛む力の弱い子どもが増えています。また第2大臼歯が生える12~14才くらいでは、やはり顎が小さくて萌出スペースが狭い場合上下の第2大臼歯はすれ違った咬み合わせになってしまいます。(上の第2大臼歯は頬側に倒れ、下の第2大臼歯は舌側に倒れて、噛んだときお互いをさらに倒すような力が加わってしまいます。)

こうした不正咬合を予防するには昔からの日本の食生活に見られるような、青菜や根菜類、小魚や海草の多い、よく噛まざるを得ない食事を日頃から摂り、時間をかけてゆっくり食事することができるように、せめて子どもが小学生のうちは家庭の努力が必要かもしれません。一旦良い噛みあわせができてしまえば、あとはそれをよく機能させることで自然と周囲の組織の機能も高まっていきます。スポーツ選手が噛み合わせの治療をするのも能力を高めるためですし、何より良い噛み合わせ(咬み合わせ)は顔貌を整え、発音を明瞭にし、美しく食べることを可能にします。
小さなお子さんが居るご家庭では、その子の今後の長い将来のため、食生活や姿勢について注意を払いましょう。


床矯正床矯正

食に貪欲だったためきれいな歯並びになった我が息子の顎。(親戚が集まって食事する時、この子が最初から最後まで食べていました。幼い頃から食べ方は美しく、美味しそうに食べていたのは口腔周囲の筋系がしっかりしていたからでしょう。)
ちなみに息子に比べて少食で、ボロボロこぼしながら最後は飲み物で流し込むように食べていた姉の方は抜歯矯正のお世話になりました。娘が低学年の頃、勉強不足だった私は娘に対して「みっともない」とは言ったものの、「ブスになるよ」と警告しなかったのです。そして私がもう少し早く床矯正と出会っていたら、抜歯せずに治す方法を娘にも勧めていたでしょう。


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