ホワイトニングの清水歯科医院ブログ
睡眠時無呼吸症候群と睡眠の話
6日の日曜日、静岡市泉町のホテルで『いびきと睡眠時無呼吸症候群』と題した、市民公開講座があった。
歯科の立場からも、いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療ができることから、「リビング静岡」に
この講座の案内が載っていたの見た時から聴講したいと思っていて、行ってみた。
司会を務められたのは「さそう内科・呼吸器科クリニック」の佐宗先生で、
佐宗先生に私の父が生前お世話になったということも、この講座に注意が行った理由かもしれない。
2人の先生が講師としてお話された。
まず、{静岡睡眠メディカルクリニック}の院長の松下先生が
『睡眠時無呼吸症候群~当院における診療・治療の進め方~』と題して
無呼吸症候群診断法や治療法についてご説明された。
次に、滋賀医科大学睡眠学講座の特任教授であられる宮崎総一郎先生が、
『大人の無呼吸・子どものいびき』と題して、「望ましい睡眠」についてや、
「子どもの睡眠障害」の問題性などについてお話された。
睡眠時無呼吸症候群の原因は、肥満(35%)、アゴが小さい(35%)、扁桃腺が大きい(20%)、
鼻閉(10%)、アルコールや上向きでの睡眠、などが主要なものだそうだ。
肥満の人は痩せるだけでも改善することがあり、扁桃肥大では外科的に切除する、
その他、鼻の治療、就寝前の飲酒を避ける、横向きで寝る、などで改善する場合もあるとのこと。
中等症から重症の治療としては、CPAP(シーパップ)治療という、
睡眠時鼻から強制的に空気を流す装置をレンタルで使用する方法があり、
この装置を使うことによってよく眠れるようになり、日中の眠気などの危険は回避されるが、
装置を使わなくなると元通りの状態になってしまうということだった。
アゴが小さいことが原因の人に特に有効なのが、歯科で作るマウスピース様の装置を使う方法だ。
歯科ではいびきの改善のためにも使われる装置だが、医科で睡眠時無呼吸症候群の診断があれば、
保険が適用になる。
睡眠時に強制的に下顎を前方に出すようにして寝ることによって、気道の閉塞を起こしにくくする。
司会を務めた佐宗先生のところでは、60%の患者さんに使用してもらい改善しているらしい。
子どもの睡眠時無呼吸は成長ホルモンの関係や脳の発育のためにも重大なことだという。
ほとんどがアデノイド・口蓋扁桃肥大によるもので、手術で改善するものだそうだ。
そして宮崎先生のお話で面白かったのが、布団に入って8分以内に眠ってしまう人は
睡眠時無呼吸症候群の可能性の人も含めて慢性的な睡眠不足の人で、
15~16分で寝入るひとは正常で、30分以上たっても眠れない人は不眠症だという。
そして夜眠れないと言う人でも昼間眠気が襲ってこないなら不眠症ではないらしい。
先生によれば成人の望ましい睡眠時間は7~8時間で、アスリートでは10時間でもいいらしい。
朝早起きしなければならない日は、前の晩早く寝るのではなく、前の日の朝から早起きをする。
朝の覚醒から14~16時間で眠くなってくるから自然と前の晩に早く寝られるとのこと。
眠りのリズムからすると、寝入って1時間で成長ホルモンの分泌がピークに達するので、
その前に起こされると体の修復が行なわれず老化につながるという。
また睡眠は記憶の固定にも役立っており、記憶向上のためには6時間以上の睡眠が必要だそうだ。
前日に学習したしたことは睡眠をとることで記憶されるため、徹夜は効果的でないらしい。
これは知的学習だけでなく運動にも言えるらしく、先生は朝練より夜練が効果的と言っていた。
また、時間の関係で詳しい説明はなかったが、やはり早起きがいいらしい。
遮蔽カーテンを使っている人は10センチでいいから朝日が入るようにしたほうがいいという。
人生の3分の1は睡眠というが、睡眠は奥が深いなあとつくづく感じた講義だった。
・・・・宮崎先生の著書『万病をふせぐ 眠り方』をお読みになるとよいです・・・・・
歯を守って生涯自分の歯で噛む その1
誰もが、「一生自分の歯(歯根)で噛んで食べたいものを食べる」ことを望んでいると思います。
ところが高齢化社会の現在これが意外と難しくなっています。
歯の寿命とは何でしょう。
機能しなくなれば寿命を全うしたということになるとしたら、
歯周病でぐらぐらして顎の骨(歯槽骨)に植わっていなくなったら終わりでしょう。
歯根が何とか骨に植わっていて力を加えても痛くない状態なら、
歯冠(歯根ではない歯の上の部分)が崩壊していても、それは寿命が尽きたわけではありません。
これはもうこの歯の寿命が来たと判断されるケースを以下に挙げます。
1)歯周病菌により歯根膜(歯を骨にくっつける結合組織)の破壊が広範囲に及んでいる。
( ほとんど骨に植わっていないで、歯ぐきだけでくっついている。)
2)歯根が中ほどで真横に割れている。または横方向に亀裂が入っている。
3)歯根が縦に割れている。または縦に亀裂が入っている。
4)歯の内側(歯冠の神経が入っている部分)の底に歯根の表面に通じる穴や亀裂がある。
5)虫歯の破壊が大きく、骨に埋まっている健全な歯根の長さが短い。いわゆる残根状態。
1)の場合、患者さんの中には軟らかいものしか召し上がらなくて自然に抜けるまで置いておく方もいます。
ぐらぐらの歯とぐらぐらしていない歯を詰め物などで連結するとぐらぐらしていない方が外れて虫歯の危険があります。
2)では早晩ぐらぐらして自然に抜けることも多いです。
中には多少しみるものの、ぐらぐらせずに神経が生きたままの歯もあります。
下手に神経を抜いて心棒を通そうとすると感染させそうで寿命を縮める危険があります。
3)は単根の歯だったら一度は接着で延命を試みる価値はあります。
ただし咬合圧が強いブリッジのにはむきません。
奥歯など複数歯根の歯で試したことはありません。通常割れた歯根だけを切り離して抜きます。
4)これは開いている穴の大きさにもよりますが、小さい場合や亀裂の場合かなりの確率で治ります。
中から無菌化して穴または亀裂を接着剤で埋めます。
穴が大きい場合でこの歯の歯根と歯根が大きく開いている場合は歯を分割して小さい歯2本を上でつなぐ形で治します。
5)虫歯で歯冠の部分の崩壊が大きくても、歯根がしっかりしていれば歯は救えます。
上の前歯など噛む力が横方向に強くかかる部位では裏側に歯質の高さが1.5mmあれば尚いいです。
歯根が十分な長さ植わっていて骨の縁からの歯質の高さが足りない場合は矯正の「挺出(テイシュツ)」をさせるといいです。
奥歯では歯根が8mmあればいいといいます。骨からの高さは冠の縁が歯質にかかれば長持ちします。
その他「もう持たないから抜きましょう」と言われてしまう理由に歯根が原因の病巣があります。
根の先端に膿が溜まって定期的に歯茎が腫れて膿が出る症状の歯です。
放っておくと歯根の周囲の顎の骨が溶けて、顎の中に膿が溜まった骨の空洞部分ができてしまいます。
この穴が歯周ポケットとつながってしまうと厄介で、歯根膜が破壊されて本当に寿命が短くなってしまいます。
ただし歯周ポケットつながっていなければ大抵治ります。
根(神経の管)の消毒をするとともに、根の周りにできた膿の袋を顎の骨の外側(口の中)から掻き出してやれば新たに骨はできます。
私が臨床経験上救えなくて悔しいケースは歯根破折です。
歯周病は歯を失うまでにさまざまなサインがあり、本人の努力不足の生活習慣病的な側面も大いにありますが、
歯根の亀裂や破折は、虫歯にしてしまった本人が悪いといえばそれまでですが、
しっかり治療をして何でも噛める状態が継続していたある日突然痛くなって、多くの場合抜かなくてはならなくなるからです。
それではどうしたら歯根破折を起こさずに一生自分の歯で噛むことができるでしょうか。
長くなったので次回その2でお伝えします。(今日は台風のため診療の空き時間がたくさんあって書けました
)
東日本大震災から半年を経過して
3月11日の大地震から半年も経過したものの、地盤沈下を起こした地域や福島第一原発の周辺等、まだまだ復興の先行きすら見えない地方もあり、政府の対応や国会での議論なども被災者の立場になって進めてもらいたいと思う。直接には被害を受けていない私たちも、先の長い復興に向けて、被災地を思い協力を続けていかなければいけない。
先日テレビで「大震災から半年」の特番を放送していたが、その中で、ある地方紙の記者が、震災後何を記事にすればよいか切ないし判らなかったと語っていた。記者とて被災者で、身内や知り合いが津波で犠牲になっているだろうし、自分の生まれ育ったふるさとは壊滅的に変貌してしまった。それでも仕事していかなくてはいけないし、何より犠牲にならなかった人間は生きていかなければいけない。
仙台で学生時代を過ごした私にとっても今回の地震はショックだった。仲の良かったクラスメイトの安否が分かったのは4日後の月曜だったし、その後分かったことだが地元のクラスメイトの中の2人は自宅兼診療所が津波にやられ、命に別状はなかったものの、診療ができない状態になってしまった。
東海地震が叫ばれて40年。仙台に居た33年前にもあっちに宮城県沖地震が来たし、今回もあっちに行ってしまって向こうが犠牲になったという思いがして、いずれ近い内こっちにも来るであろうけれど東北の人の我慢強い人間性を知っているだけに「神は不公平なんじゃないか」という気がした。
そんなこんなで当初自分もここで歯科診療している場合かと思ったこともあったけれど、義援金以外に何ができるわけでもなく、友人に連絡をとって食料を送った程度だった。連休明けに東京のクラスメイトからの電話で、被災した2人のクラスメイトに役立ててもらうため募金すると連絡が入り、わずかながら早速送金した。阪神淡路を経験した高校時代の同級生から二重ローンのことを聞いていたし、何より、物も失い仕事もできないのは本当につらいと思う。(今もまだこういう状況の人がなんと多いことか!家族を失った場合のつらさはこの比ではないが・・・)
私が実際に仙台を訪れたのは7月末になってからで、海岸付近は立ち入りができなかったけれど、その地区の中でも、洗濯物が干してあった住めるお宅と、窓や玄関の戸が流されてシートで覆ってある住めないお宅の境がある程度明瞭で、これは運というべきなのか、それにしても今後この地区が双方にとって住みにくくなってしまわないようにと願う。
2ヶ月ほど前、「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」という題の本を読んだ。第1版第1刷が今年の1月だったので東北大震災の前に書かれたものだろう。世界の国々から日本は憧れの的だという内容で、日本の伝統・日本人の精神・日本の戦後の成長・ものづくり・アニメなどクリエイティブなところ・・・等々、多岐に亘り日本が世界に誇れることが多く、日本に憧れる外国人も多いと書かれている。(それなのに日本が好きでない若者が多いと筆者は嘆いていた。)
私も日本は大好きだ。日本の精神は災害にもへこたれない、立ち直り更に前に進む強さを持っていると信じている。困難にぶつかった時ほどよりクリエイティブにアイデアを産み出すことができ、さらに発展できると考えている。
震災の影響はあらゆる方面に及んでいるけれど、日本のことを長い目で見てみんなで前に進んで行かなければいけないと思う。

暑さに弱かったハイビスカス。この夏の猛暑で、蕾は付くものの咲く前に落ちてを繰り返していたが、9月半ばにやっと咲くまでに至った。
花粉に備える
今年の花粉の飛散量は相当多いといわれている。
御多分に洩れず私も花粉症である。
ただ、それほどの重症ではなく、ひどい年だけ1回ほど薬をもらいに行く程度。
今シーズンは寒いためか、私の場合まだ症状は出ていない。
飛散量予報をきいて恐ろしくなり、例年よりも予防に努めている。
洗濯物は12月中から外に干していない。
窓もほとんど開けない。(ダニの恐怖はある)
12月から「べにふうき」を飲み始めた。(粉末の苦いものを1日1~2杯程度)
暖かい日の外出はマスクをする。
鼻の穴に塗るジェルも買った。忘れなければ出掛けに塗って出る。
それからもう一つ。密かにこれが効果的かもしれないと感じていることがある。
お茶(普段の煎茶)を例年より多量に飲んでいること。
『ためしてガッテン』でもお茶の効用について伝えていたが、アレルギーにも効果があるようだ。
普段100g500円のお茶を飲んでいるが、この程度の普段使いがいいみたい。
『ためしてガッテン』でも湯呑みの底に「こずむ」(方言?粉状のものが沈むこと)お茶がいいと言っていた。
2,3日前このお茶をきらし、冷蔵庫にあった戴き物の少し高級なお茶を煎れたら「こずまなかった」。
さあ、今年これでどこまで対抗できるか!
今日辺り少し寒さが緩んできたから、期待半分恐怖半分!!
歯を目に移植!!
今テレビで『ベストハウス123』が放送されていて、
「歯を目に移植して視力を回復した父親」と言っていたのでそのまま観ていた。
でも多分、『歯胚』という、歯になる卵のようなものから『目(眼球)』作って、
それを移植するんじゃないかと思って観ていた。
ところが、歯胚ではなくて、口の中に生えている、出来上がっている歯を使う方法だった。
歯根をスライスしたものにレンズをはめ込み、それを眼球の中に埋め込む方法だった。
歯を、将来移植して歯として使うために冷凍保存することは、既に実用化されているが、
歯の使い道が他にもあるなら、抜いた歯を保存しておく価値はますます高まる。
ちなみに2~3年前に聞いた話だが、歯の冷凍保存を実施している広島大学で
20年間ほど冷凍保存する際の料金が20万円くらいだったと記憶している。
調べていないので、現在やっているのか、いくらなのか、定かではないが、
実際、何らかの理由で、歯を抜かなければならなくなった際、冷凍を選択するに
値する価格とみるかどうか。
使い道が拡がれば、20万なら安いかも・・・。
もちろん、実際に手術する際には別途手術費用が発生するから、その費用にもよるか・・・。
『切歯扼腕』は歯にもストレス
11月7日、かねてから拝聴したかった内藤正裕先生の講演を聴いてきた。
いつもすぐに定員に達してしまうため、案内のチラシを持ってきた営業の人に頼んで席を確保してもらった。
内藤先生は、歯科臨床のためのセミナー『くれなゐ塾』の主宰であり、
歯科材料屋が毎月発行している冊子の歯科医向けコラム欄を担当されていて、最近は、
歯にかかる力の影響について、自身の研究や臨床で見受けられる現象についての記事を寄せておられる。
それが興味深くて是非拝聴したかった。
たとえば歯を食いしばる癖のある人では、骨隆起という、顎の骨がコブ状に出っ張る現象が起こる。
下顎の小臼歯部の内側や、上の歯の歯ぐきの所、また、上顎の口蓋という口腔の天井に当たる部分の真ん中などに、骨が厚くなって出っ張ってくる現象が起こる。
内藤先生が紹介していた骨隆起の写真は衝撃的だった。
きのこ状に成長した骨隆起が、上顎の真ん中や上下の歯の内側にも外側にもぼこぼこできていて、
患者さんは骨隆起の下に入り込んだ食塊を歯磨きで取れないと 書いていた。
7日の講演でも衝撃的な事実を知ることができた。
私のブログでも書いたが、知覚過敏も歯に加わる過剰な力による歯の根元表面の破壊が原因だが、
なんと奥歯の間にできる虫歯も過剰な力が原因になっていることがあるという。
たとえば下顎の第二小臼歯と第一大臼歯の間で、第二小臼歯にだけできる虫歯。
第二小臼歯の後ろ側に上の歯が噛み合って加わる力によって、第二小臼歯の歯頚部(歯の根元)から
上方向に向かって亀裂が伸びるため、この付近に虫歯菌が付着しやすいことから生じるという。
確かに奥歯の力の加わる部分の真下に亀裂が生じると思われることがある。
先日技工士さんの下顎一番奥の第二大臼歯の後ろ側に縦に走る亀裂があった。
この亀裂が原因で、神経が死んでしまっていた。
このように、噛み合う上下の歯には歯自体を割ってしまうほどの大きな力がかかりうる。
通常食事その他で上下の歯が触れる時間は1日にわずか15分程度だそうだ。
ところが、歯を食いしばったり歯軋りをする場合は上下の歯が触れ合う時間が劇的に増え、
しかも食材のようなクッション材が介在しないため、かかる力は体重以上になるといわれる。
『噛む』という行為は、人間においても動物においても、単に「咀嚼」を意味するだけでなく、
「ストレスの開放」の意味もあるらしい。
ヒトは悔しがる時や苦しいことをする際に歯を食いしばるし、ストレスを感じると夜歯軋りするといわれる。
歯を守るためには、意識下では食いしばりをしないように気をつければいい(ガムを噛むなど?)が、
睡眠中の歯軋り・食いしばり(『ブラキシズム』という)をしないようにするのは難しい。
眠りに就く前に「歯を食いしばらないぞ」と思いながら寝る、暗示療法をまずやってみるといわれるが、
なかなかうまくいかない。(暗示療法は、次の日寝坊できないときなど早起きする例にみられます。)
私自身が就寝中に歯軋り食い縛りをするタイプだが、暗示が成功したためしがない。
内藤先生も、「ストレスの解消法である睡眠中のブラキシズムを抑えると、ストレスのはけ口をふさがれて
どこかにひずみや悪影響を及ぼすおそれがあると思われるので放っておいたほうが良いと考えている」と
おっしゃっていた。
ただ、意識下ではストレスの解消に必ずしも結びつかないから、私は患者さんに
日中、歯を食いしばっている事実に気付いたらすぐに上下の歯を離すように、と言っている。
「外国人のための無料健康相談と検診会」にて
14日の日曜日、静岡厚生病院にて「外国人のための無料健康相談と検診会」がおこなわれました。
今年で13回目になるこの活動は、日本国内が対象なのか県内が対象なのか私は知りませんが、
外国籍の大人や子どもが、わずかな費用でいろいろな科での検診が受けられるようにと、
医師や看護士、通訳ボランティア、一般ボランティアが参加し、病院を借りて毎年この時期おこなわれます。
私は一昨年、この実行委員会のメンバーである知人に誘われ、歯科検診のお手伝いをさせていただき、
今回は2度目の参加でした。
一昨年はリーマンショックなど関係なかったため、歯科にも50~60人が訪れたと思いますが、
今年は検診会の事前申し込み人数で50人台程度ということで、歯科を訪れる人もずっと少なかったです。
とくにブラジル国籍の外国人が減ったという印象でした。
1回目から歯科検診に参加していらっしゃる藤本先生のお話では、診療所近くの企業の外国人も
ほとんど解雇されたようだということでした。
会場で、ある感染症についてのパネル展示があり、慶応病院の先生による説明を受けました。
南米中心に、じつは40~50年前からあったとされる感染症で、カメムシに似た虫にさされることで
血中に病原体が入ると、30~40年の潜伏期ののち、心臓や食道、腸で癌のように増殖して
心不全や食物の通過障害や便秘などの症状を起こし、死に至ることもある『シーガス病』という病気です。
血液感染や母乳感染、あるいは媒介する虫の出した病原体が付着した農産物(健康食品で名前を聞いたこと
のあるアサイーなども)を生で食することで感染することもあるそうです。(加工品は大丈夫)
潜伏期間が長く、感染している事実を知らない人も多いため、今問題となっているのが、
献血された血液の中に感染者の血液も含まれる危険があるという点です。
簡単なキットと少量の血液採取で感染しているかどうかわかるため、献血時に判定すれば済みそうなのに、
このキットの薬事がまだ通っていないので使えない、というお話でした。
日本は何でも決定に時間がかかる! そうして問題が起きてから国が訴えられる。
速やかに感染対策を昂じて、保存血の検査もしてほしいと思いました。
それからもう1つ。
日本人向けには自治体の検診の案内がありますが、乳がん検診、日曜日にもやってほしいなあ。
微生物の力に期待 その後
納豆菌・乳酸菌・酵母菌を使った、市販で言うところのバイオスプレーを試し始めて2週間強。
その効果の実感をお伝えする前に、訂正があります。
500mlのペットボトル内で250ml作り1晩発酵させたものは、
さらに水を足して500mlにして原液とします。
この原液を5倍に薄めたものをスプレーに使うわけですが、
これらの菌が増えるわけではなく、増えるのは自然界に常在する微生物。
いわばスプレーは微生物の栄養剤だと番組では言っていました。
もともと微生物は汚れ(においの元)を食べて生きているため、これを分解する微生物が増えれば、
汚れやにおいが増えない状態や浄化された状態にできるというわけです。
(もともと汚水の浄化のために3種の菌を使った方法が開発されたということです。)
さて、私が試した結果の報告をします。
あれからもう1回原液を作りました。納豆を粒ごと入れたためか翌朝ペットボトルはパンパンに膨らんでいて
開けたらシャンパンみたいに噴いてしまいました。
(作って2日くらいまでの原液は、まだ発酵が続いているのか、開けるとガスが抜けます。
この間の原液とその後の原液に効果の差があるかどうかは、よくわかりません。)
洗濯する前のTシャツの脇に、前の晩からスプレーしたり、直前にたっぷりスプレーしたりして、
通常どおり洗濯してみました。
スプレーしてぬるま湯を使った場合は、乾く前でもにおいが軽減していることがわかります。
スプレーしなかった場合でも、ぬるま湯を使って洗った場合は乾けばにおいがかなり軽減します。
乾いた状態でどれほどの差があるのかは微妙ですが、アイロン掛けした時には差が出るようで、
スプレーしなかった方がにおいが熱と蒸気で浮かび上がってきます。
スプレーもせずに水で通常の洗剤を使った洗濯をした場合は、まったく悪臭が取れませんでした。
ウチはドラム式の洗濯機ではないので、私は通常お風呂の残り湯がきれいならそれも加えて洗濯します。
もし最後に湯舟に入った人が原液を残り湯にたらしておけば、残り湯も浄化されて洗濯に使えるでしょう。
前日から脇にスプレーしておいた洗濯物を、この残り湯で洗うのが、経済的にもいいんじゃないでしょうか。
ドラム式でも、まえもって汗汚れ部分にスプレーする効果は期待できると思います。
その他に効果が実感できたことは、お風呂あがりにお風呂の床や扉の隅、シャンプースタンドなどの
カビの生えそうなところにスプレーしておくとカビが生えにくいようです。
シャンプースタンドの下の方の太いステンレスワイヤーに黒カビがこびりついていたのが
いつの間にか流れていました。(微生物が食べつくしたとは思えないので、はがれやすくなっていたのでしょう)
連休には一念発起して、購入後8年ほど経っているプラスチックの風呂椅子の石鹸垢を
スプレーを吹きかけながらきれいにしました。もちろんその後お風呂上りにはスプレーしています。
一手間かけて原液を作っておけば、経済的で安全なバイオスプレーになることは間違いないでしょう。
微生物の力に期待
今年の春からスタートした、NHKの『あさイチ』をご存知ですか?
V6のイノッチや有働キャスターが出ている情報番組です。
朝8時15分からですが、私は仕事に出る前、家事のかたわら9時近くまで見ています。
11日の体育の日も放送があり、内容は納豆のパワーについてでした。
その中で、納豆菌を1晩培養して作る消臭剤に出演者が驚いていたため、
あさイチのHPからその作り方を見て、実際に作ってみました。
納豆1粒(自宅にあったのは小粒だったので2粒使った)を少量のぬるま湯に漬け、
納豆の周りのネバネバがお湯に溶け出るようにしておく。
砂糖とドライイースト(以前パン作りをしていた時の残りが冷凍庫にあった)と
プレーンヨーグルト(これも冷蔵庫にあった)を500mlのペットボトルの中で振り混ぜ、
そこに先ほどのネバネバ入りのお湯を加えて混ぜる。
さらにお湯(熱湯でない方が良いと思う。50度くらい?)を加えて約250mlにする。
蓋をして冷めないように布等で包み40度くらいに保って1晩置く。
・・・・・分量の詳細についてはあさイチHPが紹介しているサイトをご覧ください・・・・・
1晩置いたものは白く濁っていて、蓋を開けるとシュワッと炭酸飲料のような音がして、
私の作ったものはイーストが多すぎたのかイースト臭かったです。
これが原液で、これを5倍に水で薄めてスプレーすると消臭効果が期待できるらしいです。
その他、入り終えたお風呂の湯舟にたらして洗面器や風呂いすなどを漬けておくと
湯垢がとれやすいと放送していたので、私は自分が出たあとスプレーしておきました。
次の日風呂いすを指でこすると確かに湯垢が浮き上がっているようなボソボソ感がありました。
肝心の消臭効果は息子の汗臭いTシャツで実験しました。
今まで熱湯を使ったり予洗したりと工夫を重ねてきましたが、
洗い終わったものでも脇の辺りが何となく臭かったりと、手間の割りにこれだというものがありませんでした。
今回、脱ぎ捨ててあった洗濯物の脇や襟ぐり中心にスプレーして丸めておき、
翌朝いつもどおりの洗濯(1回洗い)を行ないました。
まだ13日に洗ったもの1回だけですが、いつもより臭わないみたい。
昨日の夜もスプレーしておいたので、今日の洗濯物の結果も楽しみ。
なにしろ材料は自然のものだし、汚れ(臭いの元)をえさに増殖してくれるので、
放っておいていいのが楽チン。
1つ驚きの現象がありました。
お風呂で私は無添加せっけんを使っているのですが、お風呂場の椅子や床や扉にスプレーした翌日、
夜お風呂に入ろうとしたら、私だけが使う無添加せっけんが水に漬けておいたように溶けている。
家族が洗面器のお湯に落として気付かずにいて溶けちゃったのかなと思っていました。
そして石鹸のぬるぬるはその夜使ってしまい、使い終わった石鹸を洗面台の方へ移動して置きました。
翌朝顔を洗う時またビックリ!昨日よりドロドロ溶けていて、固形部分は中心しかない感じになっている。
判った!無添加ゆえに、石鹸に付着した菌が石鹸をえさに爆発的に増殖したんじゃないの?
まあ、人体にも良さそうな菌なので、そのまま使っていますけど。
というわけで、汗臭さが取れるかは今後の請うご期待。
『ためしてガッテン』 さすがです!
今週水曜の「ためしてガッテン」は知覚過敏についてでした。
歯磨き剤のCMでもおなじみの、「歯がしみる」知覚過敏のメカニズムと対策についてでした。
わかりやすく説明していて、ご覧になった方にはためになる番組だったんじゃないかと
歯科医の立場からも思いました。
患者さんの中にも「歯がしみたから虫歯じゃないか?」と歯磨きを一生懸命されてみえる方がいます。
象牙質の露出がおこっているところを歯ブラシでゴシゴシこすったら磨り減りやすいですよね。
番組では、象牙質の露出がある人は、唾液による再石灰化がおこって象牙質が磨り減りにくくなる、
「食後1時間程度経ってから」が磨きどきと言っていました。
知覚過敏がなかなか治らない方は噛み合わせの調整や歯周病治療が必要だとも言っていましたね。
手っ取り早くしみるのを治すためには象牙細管(ぞうげさいかん)の穴を塞ぐ薬を使うのも効果的です。
歯磨剤でもいいのが出ていますし、歯科では歯にこすりつける薬剤のいいのがあります。
それから以外に多いのが『酸蝕症(さんしょくしょう)』。
酸味のある健康食品を寝しなに飲食し、歯と歯ぐきの境目辺りがしみるようになったという方。
唾液による再石灰化が起こりにくい、上の奥歯の裏側や上の前歯の表に多いようです。
番組では歯にかかる力や歯周病が原因で象牙質の露出が起こっている人は
あまり硬い歯ブラシを使わないほうが良いとも言っていました。
当院でも硬い歯ブラシはお奨めしていません。
虫歯や歯周病予防のために歯と歯の間をしっかり磨くという観点や
歯周病予防のために歯肉のマッサージをするという観点からも
硬い歯ブラシでは痛くてうまくできません。
お口の中は本当にデリケートで過敏な所です。
ちょっとしたことで食事や会話に支障をきたしてしまうことさえあります。
この多機能な『口』の機能を常に正常に保ちたいものですね。